ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

アルフォンス・ミュシャ展@呉市立美術館

time 2017/01/12

アルフォンス・ミュシャ展@呉市立美術館

2016年12月11日から2017年2月12日までの二ヶ月間、呉市立美術館で開催されているアルフォンス・ミュシャ展に行ってきました。当初は正月休みにでも行くつもりでしたが、平日の方が人も車も少なくて快適だろうと考え直して、この時期に。
呉にはニトロの祖父母が住んでいたので、幼少時から慣れ親しんだ土地です。しかしながら、呉市立美術館に行くのは物心ついてから初めて。前回は、たしか小学生の頃に習字の作品展で来たはずですが・・確信はありません。
ニトロにとっては「近くて遠い」存在の呉市立美術館ですが、ミュシャ展は素通りできなかったので、いそいそと出かけてきました。車で行くなら、道路を挟んだ美術館真向かいに有料の市営駐車場があります。呉駅からだと徒歩15~20分はかかるかな。知らない街なら、散歩がてら歩くのも悪くありませんよね。乗り物のスピードでは見過ごしがちな発見があって楽しいので、ニトロも旅先で時間と体力に余裕がある時は、目的地まで距離があっても歩くことが多いです。京都なんかは、余裕で1時間歩いて移動しますし。

美術館に向かう坂道は、上り方向への一方通行なのでご注意を。両脇歩道には彫刻作品が並んでいます。



美術館入ってすぐの正面階段両端に、大きな垂れ幕がかかっていました。このスペースのみ写真撮影OKで、展示作品はすべて撮影禁止でした。
受付でチケット代1000円を支払って、会場へと足を踏み入れます。1階の大展示室→2階の小展示室→2階の大展示室の順路に沿って進むのですが、1階には「これぞミュシャ」と言うべきポスター群が飾られていました。企業の商品ポスター、それこそビスケットやチョコレートの広告ですらアート作品にしてしまう類い稀な手腕と、それらを受け入れる社会の寛容さが羨ましく思えました。
リトグラフで刷られたポスターは、輪郭線と色面が少し版ズレして見える部分に萌えました。現在の印刷技術の高度化はもちろん凄いけど、ザラザラの紙質に原始的な方法で印刷されていて、でも、しっかりと手間をかけた作品を見ていると、絶対に昔の方が贅沢なものづくりをしていたよな~と考えさせられます。金、銀色の使い方も、まさにミュシャならでは。
現代で同様の作品を見ると「それミュシャじゃん」と、全てフォロワーとして一括りにしてしまうほどに、ミュシャはアールヌーヴォーテイストにおけるグラフィックデザイナーの第一人者として、革命的な足跡を残しました。たとえば、昔の一条ゆかりさんのカラー作品や、先日訪れた山岸凉子展でもカラー絵を見ましたが、ミュシャをオマージュしている作品って、特徴があるのですぐ分かりますよね。
山岸凉子展「光-てらす-」@弥生美術館へ行ってきました
ミュシャのデザインは、作品誕生から100年以上が経過しても一切古くならず、現代社会において完璧にアイコン化しているのです。
2階には、装飾参考図案のリトグラフや、本や雑誌の挿絵、切手、ハガキ、意外なところでは株券や社債などが展示されていました。
出口付近では、東京の国立新美術館で今年3月から開幕するミュシャ展の目玉作品、チェコ国外では世界初公開となる『スラブ叙事詩』の縮小版パネルが説明付きで展示してありました。スラブ叙事詩は、スラブ民族の苦難と栄光の歴史を描いた壮大な連作絵画です。せっかくの機会なので国立新美術館でのミュシャ展にも行きたいのですが、歴史に疎いニトロは事前学習なしでは理解できそうにありません(勉強しても理解できない可能性が大)。そんなニトロにとって、事前に20枚のパネルを眺めて「こんな作品があるのか」と知ることができただけでも、とても有難い展示でした。

ミュシャ展といえば、2005年に島根県立美術館で開かれた展覧会に行ったのが初めてで、既に10年以上前の話です。ロビーから宍道湖が一望できる美術館で、ポスターからデッサン、素描など、本物の作品が放つ迫力を前に圧倒された記憶があります。
ミュシャのポスターを模したミニフィギュアが発売された時は、何種類か集めたりもしたなぁ。処分したので今は手元にありませんが、なかなか精巧な造りでした。当たりフィギュアにはダイヤモンドの飾りが埋め込まれていたりして、今考えても大胆で面白い企画ですよね。

展覧会グッズは、1階入口受付横にちょっとしたスペースが設けられているだけでした。種類が豊富だったのは、展示品の複製とおぼしき絵柄のポストカード類。あとは2017年版カレンダー、ファイル、ポスター、マスキングテープ(最近はどの展覧会でもマステ売ってますね)、変わり種ではミュシャ柄パッケージの干菓子なども販売していました。ニトロは特に何も買わず。

国立新美術館と呉市立美術館、両方のミュシャ展フライヤー。ベンチが置かれた2階の休憩スペースには、ミュシャ展の他にも全国の展覧会フライヤーが設置してあり、その中には先日行ったばかりのロベール・クートラス展のフライヤーもありました。
ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す@アサヒビール大山崎山荘美術館

大山崎山荘美術館では一枚も見当たらなかったフライヤーが、思いがけず呉で発見できました^^静岡のクートラス展フライヤーとは違って、カルトが並んでいるパターンがいかにもクートラスっぽい。ふと「カルトが描かれているサイズと、先日買った星ダイアリーの大きさが同じくらいかも?」と思ったので、帰宅してから早速試してみました。カルト部分をハサミで切り取って、カバーにセットするだけです。

予想通り、星ダイアリーの大きさにピッタリでした!しかも「さすがクートラス」としか言えないのですが、フライヤーを切り取って挟んだだけにも関わらず、素晴らしく格好良くなりました。
昔から見慣れた風景。子供の頃は、クレーンをキリンみたいだなぁと思って見ていました。呉では当たり前の景色ですが、他所の人からすれば珍しいのかもしれませんね。

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