ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie7月特大号感想

time 2017/05/26

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie7月特大号感想

2ヶ月に一度の楽しみとなっている、奇数月のCookie発売日。
妹1と頻繁にライブ旅行をしていた頃(既に十年前の話・・)や、広島市内で働いていた頃には、日常的に利用していたネットカフェですが、最近は足が遠のいていました。最近では、Cookie発売日に近所のネットカフェに行くのがニトロの定番です^^これが、とっても心地よくて楽しい時間なのですよ。大体、オープン席3時間コースで入店して、ひたすら雑誌や漫画を読むのですが、毎回あっという間に終わります。前回は5時間コースでしたが、それでも時間が足りませんでした。昔に比べると漫画を読む量は確実に減っていますが、ネットカフェで新旧様々な漫画を目にすると、やはり気持ちが盛り上がります。

前置きが長くなりましたが、『太陽が見ている(かもしれないから)』最新話を読みました。前々回、前回と減ページで話が殆ど進まなかったフラストレーションが、今回ようやく少しだけ解消されたかな?
いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie3月特大号感想
いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie5月特大号感想
楡が発した「ごめんな」の意味を考える岬。楡は楡で「自分がこれだけ尽くして、好きになってやったのに」、日帆が自分ではなく飯島兄にだけ本音をさらけ出していた事実を知って、これまで自分がやってきたことの意味が分からなくなった・・と日帆にぶっちゃけます。日帆にしてみれば、楡に隠していたつもりはなく、飯島兄に対して恋愛感情もありません。好きなのは、ずっと楡だけなのです。
元々、一読者として「なぜ、楡は岬ではなく日帆を選んだのだろう?」と謎だったわけですが、今回ようやく、日帆の口から「なんで私と付き合ったの?」と楡に問う場面がありました。同情?責任?私や周囲がそう仕向けた?そんなの許さない、なんて言いながら「本当は誰が好きなの」と日帆は畳みかけます。楡は「いないよ」と返答しつつも、その台詞に被る形で、岬からの着信が表示されたスマホが描かれているのは・・楡が本当に好きなのは岬、と示しているのかなと思うのですが。
楡は続けて「自分がいなくても、一人で生きていけるようになって欲しい」と日帆に話します。これは楡の本心で、心情的には日帆だけではなく岬にも言えることなのでしょう。岬も日帆も、普通の友達関係や恋人関係の枠には収まりきらないほど、楡を優先し過ぎているきらいがありますもんね。
楡との関係を最優先するために「飯島兄とは連絡とらない」とスマホを壊した日帆。「日帆と連絡がとれない」と岬に連絡してきた飯島兄。岬は楡に電話をかけながら、楡の家の前までやってきます。岬は、楡のマンションを知っていながら行ったことはなかったし、楡も岬の部屋には上がらなかった。一見、今まで通り平穏に振る舞っていたけど、はっきりと境界線があったのです。楡の家から出てきた日帆と岬が鉢合わせたところで、次回へ続きました。

連載初期の、不穏ながらも何となく明るさが感じられた雰囲気はどこへやら。登場人物が、揃いも揃ってダークサイドに落ちていってます。特に日帆が・・イマイチ、女性に好かれるタイプではないですよね。素直で一途なのは分かるけど、ちょっと楡への執着心が強すぎて怖い。
では、日帆がいなければ岬と楡が上手くいったかと言えば、そこまで単純な話ではなさそうだし。楡が岬を大切に思ってるのは分かるけど、恋愛感情を裏付ける決定的なエピソードはないですよ・・ね?
遅々として進まなかった物語ですが、今回はようやく楡と日帆に変化が見られたので、次回以降に期待しときます。最後には、楡と岬が共同生活した一軒家で再び暮らし始めるのが理想なんですけど。

余談ですが、熱心に猫の保護活動をしている後輩女子は、飯島弟とどうにかなる予定なのかしら?お互い、恋愛対象っぽい雰囲気は全くありませんが、それにしてもちょいちょい登場するので気になってます。
ちょいちょい登場すると言えば、岬が働くカフェの常連客の野村さん。今回は、大人の立場から若者に対してアドバイスしたりしてました。確かに、二十歳で「一生」って言葉を使ってたら「人生は長いよー」て言いたくなる気持ち、分かります。でも、岬にしてみれば一生って言っても大げさではないほど絶望的な状況だし、確かな事実だと思ってるわけです。

岬、楡、日帆の三角関係を描いているだけで、それ以外に話の軸がありませんから、次巻では終わらないとしても、8巻で完結かなと考えています。岬と飯島弟、楡と日帆ペアがそれぞれダメになったのであれば、残されたのは岬、楡ペアの可能性だけですもんね。ね?いずれにしても、次回以降で楡の本心、もう一歩踏み込んだ気持ちを明かしてくれる展開を、切に望みます。個人的には、楡と岬の絡みがもっと見たい。岬も「めっちゃ良い子」と手放しで応援したくなるタイプではないけど、やはり中学時代の楡と岬のエピソードを知っている読者からすれば、このままただの仲良し友達になり下がってしまうのは、見るに忍びないのですよ。ここからどうやって物語を着地させるのか、いくえみさんの腕の見せ所です。楽しみ!

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