ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie3月特大号感想

time 2018/01/27

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie3月特大号感想

毎回書いてる気がしますけど、二ヶ月って長いようで短いですよね。2018年になってからも既に1ヶ月経ちますし。『光陰矢のごとし』とは、よく言ったものです。

物語の終わりへ向けて、それまでのもどかしいペースが嘘のように、加速度が増している『太陽が見ている(かもしれないから)』の最新号感想です。
いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie1月特大号感想
前回、ママさん宅へ行こうとしていた岬の元に突然現れた楡。「今じゃなきゃ、ダメなこともある」と伝えた場面の続きからです。

唐突な展開に「何を言ってるのかよく分からない、でも、もし自分の思う通りならすごいけど?」「なんだか楡の顔が優しい??」と、ついていけてない岬が可愛い。ショートカットの岬、可愛いです(今さら)。
そしてね、楡がねー・・もうねー・・・(言葉が出ない)。
ずっとずっと抑えてた気持ち、岬への愛しさがダダ漏れ過ぎでした。これです!!この楡を見たくて、今までヤキモキしつつも読み続けてきたのですよ。いくえみ先生ありがとう・・!!

「岬 って呼びたかったけど、きっかけが掴めないまま時間が経った」と話す楡に「私はずっと岬なのに」と応える岬。「そうだな、おれはバカだ」と言って、ゆっくり岬に近づく楡。頭をこつんと合わせてから、ものすごく、大事な宝物に触れるかのように、岬を抱きしめる楡。
溜息。溜息ものですよ、もう。図々しくも岬の立場になってキュン死に(死語)ですよ。
岬も、嬉しいとか喜びを通り越して、抱きしめられながらも「へんなの 楡が 私を抱きしめてる」と、平静を装ってる風なのが、また良い。ずっと願ってた、でも叶わなかった楡への気持ちが、こんな形で?もしかして?本当に??いや、期待して裏切られるパターンまであるぞ・・。と、様々な気持ちが溢れ出しているのだろうけど、どれも言葉にならなくて、とにかく、なんだろこれ?って、思考停止してしまってる様子がねー、たまらないです。

しかも楡ってば、そのままママさん宅まで付いてきて、ママさんに「なんで楡まで?」と問われた時に「どうにも離れ難くて」なんて答えちゃってますよ??!・・・(言葉が出ない)。
ちょっと、今までの楡の態度からは想像がつかないというか、こうあって欲しい!って楡の理想形が、いきなりポンと差し出されたので、一読者としてもアタフタしてしまいます。岬も、あまりの急展開に脳の処理が追いつかないのか、変に落ち着き払ってますが、内心は大パニックですよね。

そこへ、日帆から岬へ「会いたい」とメールが届きました。楡はすぐに「うん 行ってやって」と岬に言います。そして、出かけようとする岬へ、不意打ちのキス!!ですよ。もう・・(絶句)。
ここまではどうにか我慢してた岬も、たまらず「なんで?」と発するのですが、楡は「不安だから」と返答します。そんなの、私だって今から日帆に会うのに、どんな顔して会えば・・と赤面する岬に対して「だから・・長い間、ありがとう」「いってらっしゃい」と、出会ったばかりの頃の、怖い笑顔で送り出す楡。とっても良い顔してます。
一人になった岬の『地面が揺れてるのかと思ったけど、自分が震えてるんだ』『景色が滲んで見えると思ったけど、自分が泣いてるんだ』のモノローグも泣かせます。

岬が出かけた後の、楡とママさんのやりとりもさすがでした。ママさんから「一緒に暮らしてた友達ってあんたのことかー」と突っ込まれて、何とも言えない柔らかい表情で微笑む楡が、最高に愛しかったです。
本当は、ずっとずっと、岬を抱きしめたくて、キスしたくて、片時も離れず自分の傍にいて欲しかったのに、自分には釣り合わないと気持ちに蓋をして、飯島と付き合うのも黙認して、自分も日帆と付き合って。。

そもそも、楡が変にこじれさせずに、岬の気持ちと正面から向き合ってれば、これほど遠回りする必要はなかったのですよ。でも、それを言ったら漫画は成立しませんからね^_^;
紆余曲折を経てきたからこそ、カタルシスが生まれるわけで。長期連載で「ここぞ!」の盛り上がりを作って見せる手腕は、相変わらずいくえみさんズバ抜けてて、分かってはいても毎回唸らされっぱなしです。
今月号は、プリンシパルの読み切りとの二本立てだったので、太陽は20ページほどと少なかったのが残念でしたが、いよいよ日帆と岬が笑顔で向き合う?次号を楽しみに待ちたいです。

楡と岬の気持ちがようやく!!やっと!!通じ合ったので(通じ合った・・よね?)、本当にラストに向かってる感じがします。
次回、岬と日帆がどんな話をするのか、岬は、日帆に楡のことをどう伝えるのか。それより何より、もっと、楡のデレをください・・!!ここまで、何年も楡の本心が掴めずにモヤモヤしたからこそ、ようやく自分の感情を表現してくれた楡が、愛おし過ぎます。いくえみさんの思うツボですね、分かってます。

プリンシパル番外編も面白かったですー。
晴歌に想いを寄せる男の子が和央にそっくりで・・てのが話の軸で、特に何が起こるわけでもないのですが、何気ない場面で糸真と弦がイチャついてるのが可愛かったなぁ。連載本編では甘々場面はほとんどなくて、不機嫌そうな顔をしてる弦がスタンダードだったので、糸真の前でだけ見せる緩い顔に弱いです。和央は相変わらず、弓ちゃんは確かに太り過ぎですね^^;でも、和央にしてみれば、もはや外見云々の次元は超えてて、弓ちゃんが弓ちゃんである限り、自分は弓ちゃんを愛し続ける確信があるのでしょう。幼少時からの刷り込み効果?と言えなくもないけど、和央にとっての弓ちゃんは、ある種の信仰対象なのかもしれません。何があっても、たとえ他の人と結婚しても、ずっと好きでい続けたわけですし、あの真っ直ぐさは、ある種の狂気ですよ。可愛い顔してるから、いくぶん緩和されてますけども。
和央が、弓ちゃんに「いい加減 認めろよ」と迫る場面、今思い出しても格好良いよなー。可愛い系と思われがちな和央だけど、実際は割と黒王子で、いかつそうな弦の方が案外単純ですよね。

あと、ニトロにとってはかなりの大ニュースがありました!!
なんと、2月に東京で、くらもちふさこといくえみ綾の二人展があると!!これは、絶対に絶対にハズせません!
ちょうどsyrupライブと開催期間が被ってたのでラッキーでした。原画が観たい漫画家さんの筆頭に挙げられるお二方が、まさか一緒にイベントを開催してくれるなんて・・感無量です。
もしかしたら、大都市限定で巡回する可能性も考えられますが(羽海野チカ展のように)、とりあえずニトロは東京会場に行く予定です。今後、近隣で開催されたら、また行けばいいですしね!めちゃくちゃ楽しみだな^^

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