ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

ニトロの編み物遍歴

time 2015/05/10

ニトロの編み物遍歴

今でこそ我流で編み物を楽しんでいるニトロですが、ここに辿り着くまでには幾度かの挫折がありました。現在に至るまでの道のりを簡単に振り返ってみます。特に「興味はあるけど、編み物って敷居が高いし・・」と考えている人にとって、少しでも参考になれば嬉しいです^^

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ニトロの編み物遍歴

小学生の頃、少しだけかぎ針を嗜む。
編み物が得意なご近所さんに教えてもらったのですが、それで何を作ったかというと・・全く覚えていません!その方は、息子さんにミッキーの柄入りセーターを編んでいたのを今でも覚えています。セーターって手編みで作れるの!?と幼いながらに感動がありました。
小学校低学年のクリスマスのプレゼントでは、おもちゃの編み機をもらった記憶もあります。自分でリクエストしたかどうかは定かではないですが、母の感性で選ぶとも思えないので、たぶんニトロが欲しがったのでしょう。
ハンドルを左右に動かして編地ができるのは楽しかったけど、実際に編み機で何か作るまでには至らず。上手く使いこなせないまま飽きてしまって放置パターンでした。

中学生になると、マフラーや帽子が作りたくなって初心者向けのニット本を買ってみたり。一番簡単なマフラーを編もうとするものの、編み図がちんぷんかんぷん。かと言って周りに相談できる人もおらず(引っ越したので、ご近所さんとも疎遠に)。袋小路に迷いこんで、結局は何も作れず放置。

ここまで何一つ作品を完成させられなかったニトロですが、大学生になって、メリヤス編みだけの何の変哲もないマフラーを、ようやく一人で編み上げました。しかし、そこでも「編み物楽しい~~!」とはならず、その後はめっきりご無沙汰でした。
2本の棒で編む棒針編みしかやったことがなかったのですが、その次に進もうとすると4本針や輪針なんかが出てきて凄く難しそうに感じたり、独学では複雑な編み図など到底理解できないと思ってしまって、それ以上深入りすることがなかったのです。

もう一つの理由は、当時出版されていた色々な手編み本を見回しても、実際に着たい、使ってみたいと思えるデザインがなかったから。
どの本をめくっても「いかにも手編みですよー」って感じで、編んでも絶対使わないし、着ない作品が多かったのです。どことなく、手作り感=野暮ったく見えちゃうというか。
編んでみたいと思えるデザインがないのに、編み方だけ覚えても仕方ないのでは?という疑念が拭いきれないまま(編む行為が楽しくても、出来上がった作品に愛着が持てないのは悲しい)、ニトロが次に編み物の世界に誘われるまでには、10年以上の歳月が流れていました。

ニトロにとって、編み物は気になるけど遠い存在。
たまに手芸コーナーで手編み本をめくる程度には気になるのだけど、ここまでの挫折を思うと、同じ失敗を繰り返しそうで気軽には手が出せません。

そんなある日、表紙を一目見ただけで気に入ったニット本がありました。三國万里子さんの本でした。表紙だけでなく中身も、とにかく素敵な作品のオンパレード。
しかし「うわ、かわいい!こんなの編めたら最高じゃん!」と思っただけで、実際に編むまでには至らず。ここでも挑戦する勇気は出ませんでした。

しかし更に数年が経過した2014年の冬。
何を思ったのか「今なら、複数本の針での輪編みや輪針を使った作品も、練習すればできるかもしれない。自分の理解力も上がってるかもだし!」と、全く根拠はないのですが、突如としてやる気に火がつきました。
これまでにも再三言及していますが、ニトロは熱しやすく冷めやすい性格。一度火がつくと、文字通り寝食を忘れて熱中します。
基礎本一冊と、三國さんの初書籍『編みものこもの』を教科書にして、悪戦苦闘の日々が始まりました。三國さんを知るきっかけとなった本は『きょうのあみもの』なのですが、まずは基本から。

ミトンや手袋、帽子なんて!筒になってたり、指部分を作ったり。ハードル高すぎる!と敬遠していたことも、一つ一つ間違いながら。ほどきながら。どうにかクリアしていきます。
実際に自分の手から、本に掲載されているのと同じ作品が出来上がる感動(クオリティは段違いですけど)は、なかなか他では味わえないものがありました。

妹2にあげた編み込み帽子。

上の帽子と同じ糸で、指先が出るタイプの手袋を。妹2はサンフレファンなので紫メインです。

パートさんへの餞別。こちらも薄グレーと紫です。ニトロの色合わせはパターン化しちゃってます。

従妹Sちゃんへの誕生日プレゼント。菫が好きなので菫色で。紫が続きます。

これも従妹Sちゃんリクエストの指先なしミトン。ローズポールのミトンを少しアレンジしました。


従妹Sちゃんへ誕生日にあげた靴下の別バージョン。すごく気に入ってくれたので、結局合計3足編みました。デザインは全て一緒で『編みものこもの』掲載の透し編みの靴下です。毛糸の関係で、一模様だけ減らしています。

甥っ子希望色の黒と黄色で作った通称「ポケ○ン靴下」。履いて10分もしないうちに滑って転んで以来、履いている姿を見たことがない不憫な作品です。

2014年から2015年にかけて、冬の3か月ほどで作りまくった作品たちです。まだありますが、写真に残っているのはこのくらい。靴下片っぽしか写ってないのも、実際にはもちろん両足分あります。
こうして見ると、紫系のカラーリングが多いですね。そして、手袋の左右の大きさの違いがまるわかりです^^;
編み物にハマってしまったニトロは、ミトンを作り、帽子を作り、靴下を作り・・とにかく一冬中、何らかの編み物をしていました。一気にある程度を作ってしまったので、やり始めた頃の熱量は落ち着きましたが(一時期は食事と睡眠以外、一日16時間編み物しっぱなしでした)興味は薄れることなく、現在まで続いています。
編み物といえば秋冬限定の趣味だと思っていましたが、春夏はコットン素材でショールや靴下など編むのも楽しそう。ニトロの編み物道は、まだまだ入口です。

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