ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

syrup16g TOUR 2016『HAIKAI』@岡山クレイジーママキングダム 2016.12.4-1

time 2016/12/04

syrup16g TOUR 2016『HAIKAI』@岡山クレイジーママキングダム 2016.12.4-1

今回の『HAIKAI』ツアーでは、いよいよsyrup16gが中国地方まで出張してくれました。残念ながら広島は飛ばされてしまいましたが、お隣の岡山県まで、あのsyrup16gが!12/2の福岡ライブから直行なら広島の方が近いような・・クアトロも4日は空いてたみたいだし・・などと無粋は言わずにおきましょう。きっと色々な事情があってのことで、決して広島を嫌っているわけではないはず(と信じたい)。
syrup16gと岡山。まさか2016年になって交わる日が来ようとは。次回は、切に来広を願っています(しつこい)。それにしても、本当にわざわざありがとうございます。
ちなみに10年前の2006年12月10日は、今はなきSHIBUYA AXへ遠征しています。
syrup16g『UP TO THE WORLD♯3』@SHIBUYA AX 2006.12.10
そして9年前、まさに2007年の12月4日は『END ROLL』ツアー名古屋公演を観に行きました。
syrup16g TOUR 2007『END ROLL』@名古屋ダイヤモンドホール 2007.12.4
12月といえば、ニトロのなかではsyrup16gの季節なのです。
こうして自分の足跡を改めて振り返ると、超特急で過ぎ行く季節の移り変わりに驚くばかり。十年一昔とはよく言ったもので、まるでつい最近の出来事だと思っていても、確実に身体は死に向かって時計の針を進めているのです。翻って、10年前と今で自分に何かしらの進歩があっただろうか?と考えても、ほとんど思い浮かびません。むしろ退化した点の方が数多く、全くもって悲しい限りです。

さて、広島から岡山は車移動ですが、高速道路を通れば一時間半ほどの道のりです。倉敷には1年に1~2回ペースで遊びに行きますが、岡山市内まで出るのはかなり久しぶり。ライブハウス近くの駐車場に車を停めて、岡山ではおなじみのカフェにて遅めのランチをいただきました。これで、ライブ中にお腹がすく心配はありません。

ご飯を食べ終わると、妹1が「グッズを買いたい」と言うので、下見を兼ねてライブ会場へと歩きました。
岡山クレイジーママキングダム、ニトロは過去に一度だけ来た事があります。9年ほど前の話になるでしょうか、ストレイテナーのライブで確か音響ブース後方に陣取っていたのですが、とにかくステージの見えにくさに閉口してしまいました。それ以来「このライブハウスには二度と来ない」と固く誓っていたにも関わらず、syrup16gが来るとなれば・・来ますよね、のこのこと。
妹1は徘徊Tシャツと水鉄砲を買うつもりでしたが、水鉄砲は既に売り切れ。Tシャツは、徘徊Tより着やすそうな鉄砲デザインTを旦那さんへのお土産に買っていました。あとタオルも。ニトロは何も買わず。
グッズで水鉄砲が発売されると知った時は「一体誰が買うのか・・」と心底不思議でしたが、他でもないニトロと血を分けた妹1が何の迷いもなく「欲しい!」と言ったので驚き、売り切れでまた驚きでした。
用意した数が少なかったのかもしれませんけど、何にせよ支持者がいるのは良いことです。

ライブ当日は朝からずっと雨模様で、入場前に会場近くの公園で番号順に並ぶのも一苦労でした。ライブ会場に入れたのは17時25分頃。整理番号が早かったので、五十嵐さん側三列目を確保できました。すぐ目の前、距離にして2mあるかないかの場所に五十嵐さんのマイクスタンドが置かれています。
当日券も出ていましたが、最終的にはキャパ650人のライブハウスに満員といって差し支えない人数が入っていました。
待ち時間中に「今からまだお客様が入りますので、前に詰めてください~」と言われたので、妹1と「たくさん集まって良かったね」と話しました。岡山まで来てくれたsyrup16g、せっかくなら満員の観客で迎えたいですもんね^^
30分ほどの待ち時間が過ぎて開園時間になると、BGMが止んで照明が落ちました。一気に期待感と緊張感が高まります。

オープニングは、予想通りにdarcからCassis soda & Honeymoon。やはりダイキちゃんのドラムがカッコよく、マキリンのベースもひたすらクールです。そして、五十嵐さん。声がよく出ていました。いつも、いつも、何度行っても、ライブの第一声で五十嵐さんの声を聴くと、それだけで胸がざわめいて感動します。
何かが混じっています。五十嵐さんの声には、危険な成分が。
1~6曲目までは、すべてdarc曲で構成されていました。syrup16gのセトリでは珍しくもありませんが、新曲を固め打ちでどんどん披露していきます。序盤で力があるうちに、演り慣れていない新曲群を終わらせようとしているのか?そんなの関係なくて、まずはdarcの世界観を味わってもらおうってことなのかしら?
Father’s Dayの、マキリンのベースがヴイーンと唸りをあげてからの三人のアンサンブルが、ライブでは殊更カッコよかったです。ほぼ一曲ごとにギター交換してる五十嵐さん、頑張ってます。三曲目が終わったあたりで「早く水飲んで一息入れて~」とヒヤヒヤしていたのですが、ちゃんと水飲んでくれて安心しました(何目線?)。相変わらずタオルで顔と頭ゴシゴシしてましたね。
ひと段落ついたところでダイキちゃんのMCが入りました。うん、そうそう。五十嵐さんが無理に喋らなくても、syrup16gには広報担当『皆の太陽ダイキちゃん』がいるのです。
ダイキちゃんMCの安心感たるや。歌いっぱなしの五十嵐さんが一息つけるのも良いですし。適材適所ですよね。
MC内容は概ねこんな感じでした。
ダ「syrup16gでは初めての岡山ですが、来ることができてとても嬉しいです。syrup16gのライブ初めての人はいますか?(手があがる)おー、けっこういますね。今、皆さんの目の前にいる、私たちが本物のsyrup16gです。(拍手)さっき、雨が降るなか、隣の公園に並んでくれてたけど、僕たちそれをのぞき見てて、その光景を見て、いいライブにしたいなと、すごく身の引き締まる思いがしました。(五十嵐さんも、うんうんと頷く)楽しんで、盛り上がってください」

で、ここから旧曲ゾーン。イントロ聞いて驚きました。うわー、まさかのタクシードライバーです。ニトロは、ライブで初めて聞く曲でした。syrup16gの曲は、音源で聞くよりライブで聞いた方が何倍も魅力が増幅して伝わってくるのですが、この曲もまさにそうでした。イントロのギター音からして、こんなに素敵だったかと思うほど冴えていて、泣きのメロディもまさにsyrup16gだし、五十嵐さんとダイキちゃんがコーラスでハモる部分も堪えられません。
ライブ全編通して、イントロだったり、アウトロだったりで、五十嵐さんとダイキちゃんが目くばせで合図してるのを見るだけで胸がつまります。
二人が再びこのステージに立つまでに、同じステージでsyrup16gとしてやっていく覚悟を持つまでに、どれほどの葛藤があったのだろう。

続いて不眠症を演ってくれたのも、すごく嬉しかった。ライブで聞くのは2007年以来かな?大好きなアルバムHELL-SEEの中でも大好きな曲、ただただギターの音色だけでも美しい名曲を、このタイミングで聞けるとは思っていませんでした。
次に、Hurtからは一曲目のShare the light。再発以降のセトリには必ずと言っていいほど組み込まれていて、ライブで聴くと凄みが増す曲です。
ここで一気に会場のボルテージが上がって、ニトロは超久しぶりに、いわゆるモッシュに巻き込まれました。ライブ会場がビルの4階でジャンプ&モッシュが禁止だったので、そこまで激しくはありませんでしたが、ギューギューに押されて曲が終わっても拍手すらできない状態がアンコール終わりまで続きました。
なので、このあたりから記憶が曖昧です。

なんていうか、再発後のsyrup16gのライブは、ロックでアガる系の曲にオーディエンスがきっちりと反応していますよね。演者さんの立場で言えば喜ばしい事象だと思います。
しかし、ニトロは年齢的にも「イエーイ^^」ってノリにはなりづらいので、どうしようかしらと戸惑いがありました。心の中では、同じように興奮したり、拳を上げたりしているのですけども。
ダイキちゃんがMCで「初めてsyrup16gのライブ来た人~?」と聞いていましたが、やはり初めての土地特有の「待ってました」って雰囲気、嬉しくてたまらないって感じが、空間に満ちていたようにも思います。
だからこそ、あれほど盛り上がったのだろうし。
syrup16g TOUR 2016『HAIKAI』@岡山クレイジーママキングダム 2016.12.4-2に続きます。

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