2021/11/14
アランのカーディガン-4【編みものワードローブ】の続きです。
身頃と両袖をくっつけて、服の形になりました。
拾い目をして衿を編んでから、最後に前立てを編みます。
前立てと前身頃をすくいとじでくっつける時に、あらかじめ数を数えて目印をつけておきます。
こうしておくと、最後に「うわー、何段かズレてる！」って悲劇が起こりにくいので、今回も同じ方法で。事前準備を疎かにして楽をしようと目論むと、逆に手間がかかったりするのですよね＾＾；
糸始末をする前に、妹1に着てもらいました。アランの衿つきカーディガンよりは、身頃の部分が長めで身体にフィットしています。腕も、長すぎず短すぎずで良い感じかな。
後ろ姿はこんな感じ。
水通しをしたら大きくなるだろうから、今の時点ではちょうどよいサイズです。水通しは、毛糸などにも使える専用洗剤をバケツに入れて、二時間ほど漬け置きして手洗いですすぎます。平置きで乾燥させたら本体はできあがり。
袖を通してみると、思ったより余裕のある大きさです。アランのロングカーディガンを編みたいなーと思ってたけど、これでも十分じゃない？と思えるくらい。前立てと衿部分がちょっとフニャってますが、着てみるとそこまで気にならないのでスルーしました。
さて、最後の仕上げはボタン付けです。
まずは、鹿児島のしょうぶ学園で買った木のボタンを置いてみました。
サイズもちょうど良いので、これにしようかな？と思ったのですが、何となく朴訥とした印象かも・・？もう少しキリっとさせたいので、先日ユザワヤで買ったメタルっぽい紋章柄のボタンを合わせてみました。
ニトロ母に「どちらがいいかね？」と聞いてみると「木のボタン」と即答されました。
明るい雰囲気で可愛いと。たしかに、パッとしますよね。でも、今回は明るさよりも落ち着きを取って、ニトロ好みのメタルボタンを選びました。飽きたら付け替えればいいですしね。本に掲載されているプラスチックっぽいボタンでも可愛いと思います。
ユザワヤでは、初めて力（ちから）ボタンなるものも買ってみました。ボタンの裏地に縫い付けて補強する意味があるらしいので、付けてみることに。
これで・・完成です！
できたー。もう、さすがにこのカーディガンは解きたくないです。これ以上解いたり編んだりしたら、毛糸がダメになりそうですしね。編み直しただけあって、サイズは文句ない大きさに仕上がったので、今シーズンはたくさん出番があるといいな。プルオーバー型のセーターは何点かあるけど、カーディガン型はこの一着だけなので、たくさん着たいです。
ただ、やはり毛糸自体がへたっているからか、編んだばかりにしては全体的にくたびれ感があります。形はカーディガンだけど、ボタンを開けた状態では着られそうにありません。ボタンは全部留めておくか、外すとしても一番下のボタンだけで、使用用途はプルオーバー型と変わらないかも。襟ぐりも割と広めに開いているので、カーディガンの中には、襟付きのシャツかハイネック型のカットソーを着るのが良いかな。
アランカーディガンを編んでいる最中は「次は、海鳥のカーディガンが編みたいな」と言ってたのだけど、改めて編みものワードローブを見てたら「ああーかわいい、編みたい！」と唐突に思った作品がありました。さて、それは何でしょう？さっそく編み始める予定ですから、またブログにもアップしますね＾＾
アランのカーディガンのエントリは、今回で終わりです。
昨年だったかな？NHKの番組『美の壺』の手編みニットの回で、一般の出演者の方が何げなく着ていたのが、このアランカーディガンでした。「あれ？この人が着ているのって・・三國さんデザインのアランカーディガンじゃん！」と気付いて、一人で興奮しましたもん。人が着ているのを見るとやっぱり素敵で、再挑戦しようと思ったキッカケにもなりました。
初めて「編もう！」と決めてから、中断を経て何年か越しでのエンドマークとなりましたが、素敵だと思ったニットを自分の手で作れる体験は、何度味わっても喜ばしいですね。次も頑張ります＾＾
