ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie9月特大号感想

time 2016/07/28

いくえみ綾『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie9月特大号感想

太陽が見ている(かもしれないから)4巻+続き 感想
『太陽が見ている(かもしれないから)』Cookie7月特大号
Cookie最新号が発売されたので、前号同様ネットカフェで読みましたが・・相変わらずモヤモヤが残る読後感でした。

前回、岬がフラットハウスに無断侵入したうえに、衝動的に窓ガラスを割ってしまったところから。フラットハウスの近所のおばちゃんが岬を目撃していたので、窓ガラスを割ったのが岬だということは、楡にもすぐバレました。
もとより、岬も隠すつもりはなかったのでしょうが、楡は岬家に行って事実確認します。「あの家に、日帆が入るのはイヤ?」と確認する楡に、岬は「イヤ」と素直に自分の気持ちを伝えます。
自分にも理由が分からない涙が流れる岬。を見つめる楡・・。楡!岬泣いてるよ・・抱きしめたいんじゃないのか?!!もうじれったいですよ。

一方、一人暮らしが判明した楡家を初訪問した日帆は、何気なく「フラットハウスを綺麗にしたい」と楡に言います。岬の気持ちを聞いている楡は、あの家は売るかつぶすつもりで、もう住まないと言って、日帆の提案をはぐらかします。
そしてここでも。楡の一人暮らしの部屋に、邪魔者は誰もいません。
しかし、二人は親密そうにくっつく場面はあるものの、キスシーンの一つも出てこないのです。まだ二人の間には何もない・・?疑念は膨らむばかり。
もはや確信に近いですがはてさて。

飯島弟は、風邪ひき岬に桃を買って行ってあげたりと、相変わらずいいやつ。
しかしながら、岬が何気なく発した「住む世界が違う」発言に、かなり動揺&ショックを受けている様子。そのことを岬に伝えると、岬もフラットハウスの件を打ち明けるとともに、得体のしれない不安感を訴えます。が、飯島弟にしてみれば岬の気持ちが分からない。
元々、ぴったりではなかったけど平穏に過ごしていた関係性が、ここにきて急速に、決定的にすれ違ってしまっています。

大学生編(岬は社会人ですが)に入ってからは、大事件が起きることはなく、微妙にすれ違う二組のカップルの描写が淡々と続いています。
楡の煮え切らない態度がそもそもどうなの?と思わないでもありませんが、岬にとっても日帆にとっても、楡の存在は唯一無二なのでしょう。
そういえば、日帆に飯島兄からメールが届く場面があったのですが、文面からは何をしている人なのか謎でした。旅人??相変わらず掴めない飯島兄です。
楡を介して、岬と日帆、それぞれの時間軸が進んでいるのですが、次回あたりで、岬と日帆の関係にも何らかの形で進展があればなー。次号が出るのは9月下旬。朝晩は涼しくなっている頃でしょう。

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