ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

マリメッコ展ーデザイン、ファブリック、ライフスタイルー@島根県立石見美術館

time 2016/05/03

石見美術館で開催中の『マリメッコ展ーデザイン、ファブリック、ライフスタイルー』に行ってきました。
石見美術館での同展開催期間は、2016年4月23日から7月11日までです。

広島-石見の位置関係をいまいち把握していなかったので、松江や出雲に行く時と同じく三次から松江道を通るルートが近いのかな?と考えていました。
が、ちゃんと地図を確認すると、山陽道→中国道の戸河内ICまで高速。戸河内から下道で1時間ほど走ると、石見に到着することが分かりました。片道約2時間の行程です。石見美術館は、複合施設『グラントワ』内にあります。
外壁の石州瓦が印象的な複合施設『グラントワ』。同行の妹1家族はNHKのイベントで過去に一度来たらしいのですが、ニトロは初訪問でした。
5月3日に行ったのでGW企画(?)の北欧フェアが開かれていましたが、ニトロ達が11時半に到着した時点では、どの店舗もフード類は売り切れが多かったです。美術館入口前の舞台では合唱団が歌っていたり、全体的に賑やかな雰囲気でした。

マリメッコ展は高知から順番に全国巡回予定で、石見美術館は2ヶ所目です。来年2017年秋には、広島のふくやま美術館にも巡回予定みたい。今回は妹1家族と一緒でしたが、予定が合わなかった妹2も行きたがっていたので、広島に来たら一緒に行こうかな。

当日券1000円を払って、ウニッコ柄のチケットを受け取ります。
『グラントワ』の道路沿いにマリメッコ展のフラッグが掲げられていましたが、館内にも同柄のフラッグが飾られています。

副題が示す通り、デザイナーと衣服、そしてインテリアファブリックとしての地位を確立した現在に至るまでを、縦断的に見せる展示内容でした。
独自の布から服を作るといえば、日本のミナペルホネンを想起させます。どちらのブランドも、オリジナリティを追及しながら、独自の道を歩みファンを獲得していく過程が似ている気がしました。
デザイナー直筆のデザイン画など貴重な展示もありますし、マリメッコファンなら、まずはずさない展覧会です。展示量はそこまで多くないので、じっくり見ても2時間あれば十分でしょう。
マリメッコのデザイナーといえばマイヤ・イソラが有名ですが、展示で見るヴォッコのデザインもかなり魅力的でした。今は『VUOKKO』として独立していますが、当時のマリメッコでの仕事にも一貫した彼女の美意識が垣間見えました。
日本人デザイナーでいえば、現SOU・SOUデザイナーの脇坂克二さん。そして石本藤雄さんが二大巨匠ですが、どちらのデザインにも独自の美学が感じられます。脇坂さんの『Bo Boo(ブ ブー)』はシンプルに可愛らしいし、藤本さんの自然をデザインに落とし込む力量は素晴らしい。

あいまいな四角形が並び、色鉛筆の線で微妙な色合いを表現した『Maisema(風景)』は、石本さんのインタビュー映像の中で自然光を通した状態で映し出されていたのが、すごく印象的で綺麗でした。
布が光を受けた様子が素敵すぎて・・今すぐ真似したくなったくらい^^
ニトロ家のリビングカーテンは、Kauniste(カウニステ)のファブリックを使って妹2と手作りしたものなのですが、実は最初に「これにしよう」と決めていたのは、石本さんデザインの『Kesanto(休閑地)』でした。

Kesantoを探しているときにKaunisteを知って、結局はそちらにしましたが。

測って切って真っすぐ縫うだけだし簡単かな・・と思っていた自家製カーテンですが、不慣れなのも手伝って、予想外に時間がかかりました。

青ベースの『Sunnuntai(サンデー)』。Kaunisteの生地は、麻と綿の混紡なので織りがしっかりしています。

ちなみに、ニトロの部屋のカーテンはマリメッコ『JUHANNUSTAIKA(真夏の魔法)』。これはもう、一目ぼれです。水彩っぽい筆遣いで描かれた色彩豊かな花々の様子が素敵で、迷いなく選びました。

この布はリピート単位での販売で、1リピートがちょうど窓一枚分の大きさだったので2リピート購入しました。難しいことはせずに四辺を三つ折りにして、ミシンで縫って、100均で買ってきたクリップを備え付けのカーテンレールにとりつけて挟んだだけの簡単仕様。
カウニステのカーテンはリビング用だし、よりカーテンぽく仕上げるために専用の取り付けテープも縫って、カーテン下部には重りも入れています。しかし、横幅をぎりぎりにしすぎたのが失敗で、あまり気に入っていません^^;

マリメッコ展のオリジナルグッズは
○公式HP掲載の図録
○マリメッコの服を着たモノクロ写真の女性バージョンと
○ヴォッコ女史が手掛けた広告イラストバージョンのはがき
があるだけでした。
ヴォッコの広告イラストはがきは、余白が効いていて洒落ていましたし、プケッティのドレスを着た女性のモノクロ写真はがきも素敵でした。
図録は、函入りポスター付きが2600円、通常版は2200円。行く前は買う気満々でしたが、結局買いませんでした。素敵なんです。けど、全体的に衣服の比重が高かったのですね。展示にも共通するのですが、もっと色々なファブリックを見たかったです。図録も、もっと図鑑的な・・「あの柄も、この柄も載ってる!」のを期待していたので、ちょっと物足りなく感じて、すごく悩んだのですが今回は見送り。
あとは、普通にウニッコ柄の商品を販売していましたが、特に『展覧会限定商品』があるわけではなかったです。せっかく全国巡回する大規模な展覧会なのだから、限定グッズを販売したらかなり売れると思うのにもったいない。ライセンスの関係もあって難しいのかもしれませんけども。
たとえばミッフィー展なんて、展覧会ごとに毎回すごい気合入った特別グッズ作るじゃないですか?ミナペルホネンとコラボしたぬいぐるみだったり・・女性が主な観客となる展覧会では、グッズってかなり重要度高いですからね。グッズが楽しみで、展覧会に行く人も多いと思います。
会場限定のファブリックなんてあったら、めちゃくちゃ売れそうだけど。そうなると転売目的で購入する人もいるだろうし、対策も難しいのかな。
単に商売っ気がないだけかもしれませんが^^;

石見美術館では、マリメッコ展が終わったら次はミッフィー展が始まります。
ミッフィー展は広島巡回の予定はなさそうなので、たぶんまた石見美術館に来ることになりそうです。気仙沼ニッティングで服を編んでもらったミッフィーちゃんが見たいな。

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