ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

syrup16g『UP TO THE WORLD♯3』@SHIBUYA AX 2006.12.10

time 2015/07/23

syrup16g『UP TO THE WORLD♯3』@SHIBUYA AX 2006.12.10

syrup16g回想記第二弾です。
ニトロにとっては、二度目となるsyrup16gライブ。これまた、一度目同様、ワンマンではなく対バン形式でした。syrup16gは好きだけど、ライブに行くことは何故か遠慮?敬遠していたのに、どういう風の吹き回しか?
東京までわざわざ、ワンマンでもないのに観に行こうと思った動機は、今となっては記憶にありません。
しかし、久しぶりのsyrup16gに心の底から興奮&感動して、バンドの終わりが刻々と近づいていることにも気付かず(この日から一年後、NHKホールで解散を宣言)syrup16g熱が高まり続けるきっかけとなったライブでした。
振り返ってみると、解散の一年前からにしろ、行ける限りのライブに行けたのは、とてもラッキーでした。
このAXライブに行ってなかったら、続く4月のツアーに行こうとも思わなかっただろうし、6月の野音、924、そして解散前最後のツアーとなるEND ROLLも、武道館にすら行くことなく「あれ、syrup16gいつの間にか解散してたんだ、好きだったのにー」くらいの存在で終わっていたかもしれません。
そう考えると、2006年12月10日から、本当の意味でニトロとsyrup16gの縁は始まったのだなぁと思わざるを得ません。前置きが長くなりましたが、どうぞ。

syrup16g ライブ雑記[2006.12.10]
母と別行動で、表参道ヒルズから渋谷に戻る。SHIBUYA AX見えてきただけでものすごく期待感が募る。本当に、今日この場所でsyrup16gに会えるのか・・。
時間が来て会場に入ると、番号の割に前の方にいけた。柵ありの壁際でいい感じ^^対バン二組はそれぞれいい味出してましたが、ニトロの狭いツボには ヒットしなかった。
二組目も終わり、いよいよいよいよsyrup16gの出番が迫る。舞台上の転換準備さえじっと見てしまう。

そして、とうとう!!!
ダイキちゃん、マキリン、五十嵐さん、そしてサポートギター青木さんの4人が登場。ものすごい拍手。何から始まるのかな~とドキドキしていると。。。
??始まってもわからん。みんなも?て感じ。そして舞台の上はノリノリ。
新曲(未発表曲)でした、多分。そして2曲目。連チャンで新曲でした。
次は何かな?もしやまた新曲?と期待してたら、かの名アルバム『HELL-SEE』より冒頭曲イエロウ。タワレコで何気なく試聴したこのアルバム、そしてこの曲との出会いが、ニトロとsyrup16gの出会いでした。
今日聞けるとは、正直思ってなかった。五十嵐氏最高だあああ!声の調子も程よい感じ?
セットリストは公式HPより

2006/12/10(sun.) 東京:Shibuya-AX
Syrup16g presents “UP TO THE WORLD#3”
1. MURDER SEA PARADISE (仮タイトル) 2. ONE (仮タイトル) 3.イエロウ 4. 天才 5. 神のカルマ 6. 月になって 7. ex.人間 8. Drawn the light 9. ソドシラソ 10. 落堕 11. Your eyes closed
En1-1. 空をなくす En1-2. 真空 En2-1. リアル

個人的にまさかこれを演ってくれるなんてと驚いたのが、大名曲『月になって』。イントロが鳴った瞬間から感動。しみじみとなんていい曲なんだ。そして五十嵐さん最高。
時々(てか結構多かった)歌詞が飛ぶのも許す。許せる。たいしたことじゃなく思える。MCはほとんどなし。最初の数曲を終えて
「ようこそ・・(タオルで頭をぐしゃぐしゃしながら)いらっしゃいました~!」
曲間で
「最後まで生きてるかどうかわかんないけど、頑張ります」
ここで客席からわ~っと拍手。すると
「いや、拍手するとこじゃないから」と苦笑する五十嵐さん。
Your~の出だしのギターフレーズちょっと間違えてやり直し。「もう1回」という仕草しつつ客席に謝るのもかわいかった。もちろん、ドラムもベースもがっちり噛みあってて最高でした。
天才もかっこよかったな~ドラム。ひたすらうっとりして本編が終わる。
もちろんアンコール。そしてほどなく出てくるメンバー。五十嵐氏、長袖黒シャツ脱いで半袖になってる。後ろを向いたその瞬間、会場全体が一瞬息をのんだ(ように感じた)。
五十嵐氏着用のTシャツ、バックプリントの文字「LAST NIGHT」って。え?それって、遠回しに今日が最後? 何だか不穏な空気が流れたように感じたのは、ニトロの考えすぎか。
今まで、何度も「解散」を囁かれてきたsyrup16gですが、ニトロは「そんなことはないだろう」と思っていました。でも、本人目の前にそんなもの着られたら、かなり動揺している自分が。おかげでアンコール集中しきれず・・。

1回目アンコ
クーデター→空をなくす
「車の移動に酔った」が元の歌詞。でもライブ時には大体「地球の自転に酔った」になる。でも今日は「地球の速度に酔った」だった。か、かっこいい。真空も、最初から最後までいいとしか言いようがない。

1回目アンコ終わっても、2回目もあるはずと、まだ誰も帰らない。
そしてすぐ出てきてくれて、ここでリアル。出だしの音ってギターでちゃんと弾いてたんだね。なんか打ち込みっぽい音だと思ってました。
最後まで歌詞飛びつつ「リアルはここにある」って叫ぶ五十嵐氏。
そう、ここ。ここにしかないよね。でも、ここでも歌詞の最初「いつかは終わる それ自体が希望」~て歌ってちょっと空く。ええ?何この空白。終わるってとこで止まるな!と一人でドキドキ。
まあ、その後もちゃんと歌は続いたんだけども。無駄にヒヤヒヤしてしまう。
リアル歌い終え「ありがとう」と舞台を去る4人。

3回目のアンコ期待して待つも、さすがになかった。
結局あのTシャツの意味は?何も言ってなかったし考え過ぎ?と、モヤモヤした気分でロビーに出る。
すると、みんなが壁に向かって写メしてる。なんだなんだ?ん?syrup16g 4/8 TOKYO 4/11 SENDAI・・
てこれ!ツアー?ツアー??ツアー告知???!!
やったああああ!今日で終わりじゃなかったんだ!なんだよ、あのTシャツのせいで無駄にドキドキしたじゃないかあ!五十嵐さん心憎すぎる演出??てか9割ニトロの勘違い?と仲間に入って写メを撮る。
気分が上がりすぎて、買うつもりなかったTシャツまでお買い上げ。
ツアーと言っても全国四ヶ所のみで、当然ですが広島には来ませんから、遠征します。楽しみすぎます。本当に。

このライブで2006年度のライブ納めだったけど、ニトロ内ランキング堂々の第一位に決定です。同率でテナーライブもありますが、心を動かされた度でsyrup16gに。
客席も、静かな熱を燃やしてる感じがしてよかったなあ。見方が大人だな、と思いました。

メジャーどころの、翌日/明日を落としても/Reborn/Sonic disorder/パープルムカデなど、やらなかった曲も多かったけど、ニトロにとっては全て聞きたかった曲だったので、本当に大満足だった。
他の人のライプレポには「他の3人いいのに、五十嵐は歌詞とぶし声出てないしギターぐだぐだすぎ」という厳しめの言葉もありました。
実際、見慣れてる人にとっては、「ちゃんとやれ~」て感じもあったのかもしれん。ほんと歌詞飛びまくりだったから(笑)。
けど、ニトロには「やっぱりsyrup16gは唯一無二の存在なんだな」という実感だけが残った素晴らしいライブでした。

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