2021/11/14
syrup16g ライブ雑記[2008.3.1]
日付的には既に一昨日となった、シロップ解散ライブ（2008.3.1）。
終わりました。
ただただありがとうとしか言えないライブ。
3時間超、全34曲。
物販早々と売り切れてぎりぎりに行った私達は何も買えず。
武道館に掲げられたライブタイトルの幕（？）を皆が写真に収めている。
中に入ると、SEはなんとこれまでのsyrup16gの曲達。
いきなり五十嵐さんの声が聞こえてくる。
開演前に既に半泣き。反則だよこれは。。
思ったより近め、ステージも高い場所に組まれていたので
見えやすそうだ。大きなスクリーンはなかった。
席に着くと、早々と今回のライブのDVD化決定のチラシが。
素直に喜ぶ。できればノーカットで、それが難しければ１曲でも
多く収録して欲しい！！
定刻を少し過ぎて暗転。3人がステージに。
何で始まるんだろう？やはりニセモノ？うーん…
12月に名古屋でも聞いたギターリフ。
きこえるかい。嘘のように綺麗な始まりだった。
語りかけるように歌われて、心の中で
「きこえるてるよ！」と思うばかりだった。
ライブはもちろん全曲素晴らしかったけど、その中でもとりわけすごい！
またはやってくれて嬉しかった曲たち
「I N M」
イントロ聞いただけで鳥肌が。。
このテンポでここまでドラマチックな展開が作れるのがすごい。
「Anything for today」
聞けるとは全く予想だにしてなかった曲。
優しい光を全身に受けたような気がした。
「月になって」
定番曲以外で一番聞きたかった曲と言っても過言じゃない。
最後に聞くことができて本当に嬉しかった。
「ex.人間」
結構聴いてるはずのに、なんだか久しぶりな感じがした。
ライブならではのアドリブの効いた歌い方が好き。
五十嵐さんの歌の上手さを再確認。
「正常」
ライブ中はほとんど五十嵐さんしか見ない私ですが、この日の正常は！
マキさんに釘付けになってしまった。
淡々とリズムをとる感じで弾くイメージの強い（私的に）
マキさんがあんなに激しく……！！！
この日のベストアクト。
「パープルムカデ」
今までに聴いたパープルムカデの中で文句なく最強でした。
「リアル」
3人でも全然見劣りしない迫力あるリアル。
かっこいいなあ。
「さくら」
新譜の中では多分1番好きかも、のさくら
しかし、新譜の曲はどれもこれもシロップからの
別れの歌に聞こえてやりきれなくなってしまう。
「翌日」
最初から最後まで大好きな歌です。
最後の曲はRebornだったけど、私は翌日で終わってもいいと
思えるくらい。
明日からはsyrup16gのいない世界だけど
「翌日」をやってくれることで、救われたような気分だった。
とにかくsyrup16gと同じ時代に生まれて
出逢う事ができて、最後に一緒の時間を過ごせた事に
感謝感謝でいっぱいです。
本当にありがとうと言いたい。
昨日より今日が素晴らしい日なんて分かってる
と五十嵐さんは歌ってくれたけど
どれだけ過ごせば、本当にそう思える日がくるのかなあ
とりあえず今はまだ
今日より昨日が素晴らしかったと言いたいです。
アコギバージョンもよかったなあ。
五十嵐さんのアコギの音色は怖いくらい綺麗。
センチメンタルな気分まっただ中。
まだ心が痛い。
最後の最後にまさか新曲はないだろうと思ってたのに
さすがと言うべきか
解散ライブで新曲披露にはびっくりした。
まんま「syrup16gからの別れの歌」な歌詞だったんですが。
今の正直な気持ちを歌ってるのかなあと思いつつ
ちょっと寂しくなった。
10年以上前に作った歌が、今生まれたかのような
輝きを持って演奏されるっていうのは
曲の持つ力なんだろう。 どれも古くならない。
来週のヒーローやんなかったのは意外でした。
scene throughで五十嵐さん泣いてたのかなあと思った。
インタビューで読んでたから、そんな気がしただけかもしれない。
五十嵐さんがつぶやくように言ってた
終わってっちゃうね
明日は こないね
が頭から離れないです。
2015.10追記
最後だから、しっかり、焼き付けておかなきゃと気合はあったものの
とにかく、フワフワした感覚のまま
あっという間に終わってしまったライブでした。
翌朝、宿泊したホテルから見える景色を見ながら
とうとう「翌日」になったんだなあ、と寂しい気持ちになったり。
後にも先にも、自分の中でこれほど大きな喪失感を
感じたライブはなかったです。
