2021/11/14
2019年夏の東京会場を皮切りに、全国各地で開催されている『特別展りぼん』。
ニトロがリアルタイムで読んでいた作品が一堂に会するので、どこの会場でも良いから絶対行こうと決めていました。
当初は佐賀県立美術館に行くつもりでしたが、コロナで中止に。結局見れずに終わってしまうのかーと残念に思ってたら、なんと米子で開催中ではありませんか。しかも、次の会場は岡山!米子より岡山の方が行きやすいので、妹二人も誘って日帰りで行ってきました。
当日一般のチケット代は800円。全員集合しおりか日替わりしおりを選べるのですが、この日の日替わりはちびまる子ちゃん。ルナティック雑技団か有閑俱楽部なら日替わりが良かったけど、無難に集合しおりを選んで入場しました。けど、しおりとチケットが全く同じ柄だったので、日替りのまるちゃんでも良かったな。
入ってすぐ、ママレード・ボーイの大きな表紙がお出迎え。
まずは、こどものおもちゃの展示から。
連載初回の原稿。面白そうな漫画が始まったなーとワクワクしながら読んでました。
続いては椎名あゆみコーナー。
漫画は読んではいたけど、絵も話もそこまで好みじゃなくて、あまり記憶に残っていません。写真も撮ってない。。
池野恋のときめきトゥナイトシリーズも、少し世代が上だったのでリアルタイムで読んでなくて。サラーっと流し見しました。水沢めぐみの姫ちゃんのリボンも、細かいエピソードは忘れちゃってますね。
ちびまる子ちゃんは、どれも「この話あったわー」と思い出せる強烈なインパクトがありました。
照明の関係で可愛く撮影するのが難しかったオオカミリーヤ。
正直、これが見たくてわざわざ来た感がある岡田あ~みん作『ルナティック雑技団』。
百合子ママの狂気と、天湖くんのカッコよさと、愛咲ルイのいかれポンチさ。傑作でしかない。
天湖くんのことが好きなお嬢様のお抱え運転手(執事?)。話が通じないヤバさを抱えている点では、百合子ママと同じカテゴリーに属してますね。
ルイのフォトスポットで良い歳した三姉妹が大はしゃぎしてたら、地元のテレビ局にインタビューされました・・。よほど浮かれていたのでしょうか。
ルイがいてこそのルナティック雑技団。なんちゅー衣装着てんの。最高だわ。
今みたいな豪華な付録じゃなくて、レターセットやノートなどの紙ものが主だったけど、毎月めちゃくちゃ楽しみでした。三姉妹だから、誰がどの付録を取るか!みたいな小競り合いもあったな。年に一回のダイアリーやカレンダーも心待ちにしてましたね。
続いては有閑クラブ。
弥生美術館の一条ゆかり展以来、久しぶりに見る美麗な原稿でした。
一条ゆかり展@弥生美術館&仙厓展@出光美術館
有閑倶楽部って、大人になってから読んでも面白いし、むしろ大人になったからこそ理解できる内容も盛り沢山で、めちゃくちゃサービス精神旺盛な傑作です。
続いては、柊あおい作品のゾーン。
星の瞳のシルエットは、ニトロがりぼんっ子になるきっかけになった漫画なので思い入れはあるのですが、大人になってから読むと香澄の優柔不断さにイライラしました。
【りぼん】柊あおい『星の瞳のシルエット』を数十年ぶりに再読
リアルタイムで読んでた頃は、ライバルの立ち位置だった真理子が大嫌いだったけど、今となっては「真理子は自分の気持ちに素直に、勇気出して頑張ってるだけじゃん。健気じゃん」と思います。
他には、耳を澄ませばや銀色のハーモニーの原稿が飾られていました。
次は矢沢あいゾーン。
ご近所物語が2ページと、天使なんかじゃないの原画が数枚飾られていました。
天使なんかじゃないは、連載初回から最終回まで雑誌で読みましたし、単行本も買ってました。ニトロがりぼんコミックスを継続して買った、最後の漫画じゃないかな。本当に夢中で読んでましたねー。
主人公の翠は良い子すぎて共感できるキャラではなかったけど、単純に話が面白かった。
作中の有名なシーンです。
マミリンにはマミリンの良さがあるし、どんどん魅力的なキャラに成長しましたよね。そりゃ瀧川くんも好きになるわ。
晃、本当に高校生か?キザすぎて照れるな。
最終回、よく覚えています。
書き下ろしの翠ちゃん。大人っぽい表情してますね。
吉住渉作品で言うと、ママレード・ボーイよりもハンサムな彼女派なのですが、アニメ化などもあったので一般の認知度は断然ママレード・ボーイなのでしょうね。保健室での不意打ちキスシーンや、海辺での見開きキスシーンの原稿が飾られていました。
作品ゾーンはここまでで終わりで、再入場はできません。
グッズは、当時の付録を復刻したノートやマスキングテープ、キーホルダー、ファイル、ポストカード・・などなど、けっこう盛りだくさんでした。ニトロが買ったのは・・
ルナティック雑技団のクリアファイルです。
ちょっと目を離した隙に、妹たちは二人でピンバッジガチャを回していました。ルイ狙いだったけど、ルイは出ず。。ブラインドじゃなくて、ルイのピンバッジやキーホルダーがあったら欲しかったね~と言いつつ、会場を後にしました。
写真のイチジクタルトは、岡山では御用達のパティスリーシトロンで購入。とっても美味しかったです。イチジクスライス山盛りトッピングのロールケーキも、我慢せずに買えば良かった~~!
一作家さんにつき原画の枚数は5~10枚ほどで、全部合わせても100枚ないくらいだったので、りぼん展と大々的に銘打っている割には寂しいボリュームでしたが、これは地方だから仕方ないのかなー。
会場の規模にもよるでしょうが、東京や京都などはもっと展示作品が多かったみたいですし。中止になった佐賀会場は百貨店の催事場ではなくて美術館だったから、展示も充実してるはず!と、期待してたのだけど。
見終わってから、妹たちと「そういえば、あの作品もなかったね~、あの作家さんもいなかったね~」と話したりもしましたが、全盛期のりぼんを代表するラインナップは一通り揃っていましたし、満足できました。
岡山の次は、愛媛、鹿児島と引き続き地方巡回の予定なので、気になる方は是非。リアルタイムで読んでた250万乙女なら、楽しめること間違いなしです!