2021/11/14
藤井聡太さん、五冠達成おめでとうございます!
いや、すごすぎ。
中学生棋士の先達は全員名人になっていますし、この強さがあれば、藤井聡太名人が誕生するのも遠くない未来ですね。
羽生善治氏が七冠制覇したのが、およそ30年前。やはり、天才は約30年周期で出現するのでしょうか。こと将棋に関しては、AIの出現により、その間隔は早くなるかもしれません?
藤井聡太五冠が誕生した年に、羽生さんは29期在籍したA級から陥落したのも、時代の潮目が明らかに変わったのだなぁ。。と思わされます。
藤井さんは、B1クラスでの最終局に勝てば来期のA級昇格が決まります。
A級=棋界最高峰のクラスですから、これまでとは比較にならない厳しい戦いが待ち受けているでしょうけど、まだ10代の若さ、そして化物、怪物級の強さを持ち得る藤井さんなら、さらっと名人になってそうな気もします。
とはいえ、今期ここまで、A級でただ一人全勝して二年連続で名人挑戦権を勝ち取った斎藤慎太郎氏など、強いのは藤井さんだけではないでしょうし。
渡辺明氏も、藤井さんと同じく中学生にしてプロ棋士デビューした並ぶ者なしの大天才なのに、蓋を開けてみれば四連敗での王将失冠。藤井さんには棋聖も奪取されています(今期は挑戦者として臨んだものの、防衛されている)。
春には斉藤氏との名人防衛戦もあり。。で、本当に気が休まる暇がないだろなぁ。追われる側の宿命とはいえ、大変そう。
ニトロはと言うと、将棋は駒の動かし方が分かるくらい。。?で、全然指せませんが、特殊な世界である将棋周りの話は好きで、気が向いた時に横目でチラチラ覗いてます。
ブログにも何度か書いてますが、羽海野チカさんの漫画『3月のライオン』も大好き。
羽海野チカ『3月のライオン』12巻感想
羽海野チカ『3月のライオン』13巻感想
推しは、A級棋士のダジャレ大好き辻井さんです。
もっと、将棋そのものが理解できたら俄然面白いのになーと思いながらも、そちら方面のセンスは皆無。
観る将でもいいから、攻防が楽しめる程度の理解力が欲しかった!
故米長邦雄氏の「自分の兄たちは頭が悪いから東大に行った。自分は頭が良かったから棋士になった」という言葉が示す通り、まず、プロ棋士になってる時点で、頭の出来が凡人とは異なるわけです。
奨励会から始まって、年齢制限で弾かれるまでに四段にならなきゃいけなくて、プロになってからも、研究、勉強の日々。。。
上位棋士となれば、リーグ戦に加えて、タイトル戦も入ってきますし、藤井聡太さんなんて、間違いなく現在の棋界一多忙でしょうに、疲れなど感じさせない異次元の強さ。
羽生さんの登場時も、もちろん衝撃は大きかったでしょうけども、とにかく、藤井さんはまだ10代。
にも関わらず、八大タイトルのうち五個を藤井さんが保持しているって、ちょっと規格外すぎて意味が分かりません。
その若さと充実ぶりを考えると、藤井時代は長そうですが、いずれは、羽生さんがそうなったように、藤井さんをおびやかす新しい才能が現れるのだろなーとも思います。
そうやって、時代は巡っていくのですよねー。栄枯盛衰。
スノボの平野歩夢さんも、金メダルおめでとうございます!!
八年前のソチで銀メダルを獲ったのを観て、久々にスノボしたーい!ってなって、直後に一人でボードかついでスノボしに行ったのも良い思い出です。
一人でひたすら滑って、ご飯食べて、また滑って直帰しました。
その時の平野くんは中学生!15歳だったのに、今や23歳。。大きくなったねー、と、目線はすっかり親戚のおばちゃん(図々しい)。
夏の東京オリンピックも平野くん見たさにスケボーはチェックしてましたし、本当に、スケボー、スノボの市民権を獲得するにあたって、多大な貢献をしてますよね。
藤井聡太さんや平野歩夢くんのような若い才能が爆発してる様子を見ると、圧倒されながらも、ひたすらに一つの道を極めんとする求道者的な佇まいが、本当に魅力的で素晴らしいなーと、感嘆しきりです。
もちろん当人にしか分からない重圧などはあるでしょうけど、妙な気負いなどは感じられず、淡々と、でもしっかりとやるべきことをやり、結果を出していく様は、何だかニュータイプだなぁというか、とても軽やかに感じられます。
こうして、若い人たちが時代を作り、それをまた、今は生まれてない存在たちが受け継いでいくのでしょうね。歴史はそうして作られていく。
お二人とも、まだまだ道半ばだとは思いますが、まずは、本当におめでとうございます!