2021/11/14
唐突ですが、表題の通り、ニトロ、2019年度4月から一年間かけて、地元の製菓学校でお菓子について学びます。
ブログを始めてから、こまめに記録するようになりましたが、ニトロは昔からパティスリーやブーランジェリーが大好きでした。
特に、本格派のパティスリーに行くと「何時間でもいられる・・!」とウットリしてしまって、その場から離れられません。ただ、お菓子に囲まれた空間が好きだったり、プロが作る素晴らしいお菓子が好きなだけで、自分が作る側になるとも、なれるとも全く考えていませんでした。あくまでも、お客さんとして楽しんでいただけです。
そんなニトロが、なかしましほさんと出会って、何となくお菓子作りを始めて、作ったお菓子を人に食べてもらって。。人に喜んでもらう経験が、自身の喜びにも繋がりました。
ただ、現段階では、先達のレシピを真似して、うまくいったか失敗したかのレベルです。
今後、どんな形であれ、自分のお菓子に対して対価をいただくことを、現実的に考えるのであれば、しっかりとした理論と技術を身につけたいと思ったのが、学習動機です。
そもそも、ニトロは貧乏舌でグルメとは言えませんし、ご飯を食べるのがめんどくさくてスナック菓子で代用して済ませたりします。そんな人間が、食べ物に関する仕事をするなんて、失礼極まりないと思い込んでいました。
しかし、その思い込み?を少しだけ解してくれたのが、こちらの本です。
東京神田にある『未来食堂』のオーナー、小林せかいさんの著作です。
小林せかいさんの本は、一、二冊目の本も読んでいます。
前作までにも紹介されていましたが、せかいさんは元から食品業界に従事してたわけではなく、東京工業大学からIBM、クックパッドで勤務されていたバリバリの高スペキャリアウーマンです。
そこからの飲食店オーナーへの転身。みらいさん自身は、学生時代の経験から、いつかはそうなると確信をお持ちだったのですが、ずぶの素人から、従来の物差しでは測りきれない斬新な定食屋を開業しました。普通、食べ物屋さんを開業するとなると「自分の作るご飯を食べて貰いたい!」と思うのが普通でしょうけど、せかいさんは、始まりの地点から考え方が違っています。
詳しい話は本を読んでもらうとして、ニトロが勇気付けられたエピソードがあって。
それは、せかいさん自身は食に興味がある性質ではない、と断言されていたこと。大学時代、来る日も来る日も同じメニューを食べ続けたり、現在も忙しいときにはポップコーンでご飯を済ませたりすると書いてあったのに、驚きと共に共感したのですね。
あぁ、必ずしもグルメだったり、食にこだわりがないと店をしてはいけない!ってわけでもないのかな?と、少しだけ勇気をもらえた気がしたのです。
料理人として、技術の向上や知識の蓄積などの努力は怠らず、でも自分自身の食については、ある意味の無頓着さがあっても、許されるのかなぁって。解釈が間違ってたら謝らなきゃいけませんが^^;
少なくともニトロは、「食へのこだわりが強くないと、食に携わる仕事をしちゃいけない!・・ってわけではないのかな?」と、何をするでもない時期においても、心がふっと軽くなりました。
その後、今になって、通信教育とはいえ、新しい環境に身を置く決心がついた一端は、間違いなくこの本のおかげです。
また、最近よく考えているのが、このブログの扱いについて。
ニトロの興味や関心が赴くままに書き連ねていた『ニトロのるつぼ』ですが、今後の展開を考えると、ブログをどうするか?の問題が、やはり出てきます。
止めたいって気持ちは特になくて、でも、新しい展開があるとしたら、そちらに注力するべきではないか?と。
しかし、ここまで自分なりに作ってきたブログですから、はい終わり!といきなりピリオドを打つのも忍びない。全てを止めてしまうのではなく、リニューアルオープンはどうかな?など、考えていますが、これといった結論は出ていません。
ニトロがブログを始めたのは、2015年の5月でした。あれから、今年の5月で早四年が経過します。
続けられるかなーって不安があったけど、まぁやるのはタダだしと思い切って始めたのが、つい最近のように思えます。
※タダ。。と書きましたが、実際に無料だったのは最初の一年、ライブドアブログ期間のみで、それ以降はレンタルサーバー+ワードプレスに移行したから、有料なのですけどね。
大した中身はありませんが、四年間積み重ねたブログなので、リニューアルするにしても、どんな形が良いのか迷うところです。
syrup16gではありませんが、冥途への旅立ち?一旦休止して、また戻ってくるのもアリ?かなー。