2021/11/14
ニトロにとって、お菓子作りのバイブルでもある河田シェフの『お菓子のきほん、完全レシピ』から、サブレ・パリジェンヌを作りました。
前から作りたいな~と思ってたアイテムですが、なかなか機会がなくて。ニトロ家は牛乳を常備しておらず、思い立った時にすぐ作れないので、つい後回しにしてきました。
また、簡単=型抜きクッキーって考えもあって、いわゆるアイスボックスクッキーや絞り出しクッキーは、敷居が高かったのですよね。
でも、今回は折よく家に牛乳があったので「これは良い機会だわ!」と、初挑戦。
サブレ・パリジェンヌとは聞き慣れない名前ですが、お菓子屋さんなどでよく聞く名称は、サブレ・ディアマンではないでしょうか。分厚い生地の周りにキラキラと光るグラニュー糖がまぶしてあって、食感はサクホロっと口の中でほどけつつ、スノーボールよりざっくり感があるお菓子。パティスリーの定番クッキーのイメージです。
このクッキーは、ボウルではなく作業台の上で材料を混ぜていきます。ニトロ家の台所は作業スペースが狭いのが難点で、粉を混ぜる場所を確保するのも一苦労。それも、何となく敬遠してた一因でした。
どうにか材料を混ぜ合わせたら、生地を四等分にして、それぞれ筒型に整えます。
形作るのが難しいのでは?と心配してましたが、ある程度まで形を整えて板で転がしたら、わりとキレイな筒型になりました。あとは、冷蔵庫で休ませてからカットして焼くだけ。
ところで、本のレシピの分量では60枚分となってますが、これ、半分の30枚の間違いでは?
出版社ホームページを見ると、この本については、一箇所のみ訂正が確認できましたが、サブレ・パリジェンヌについては特に記載なしでした。
レシピでは『材料を4等分にして、それぞれを直径2.5~3㎝、長さ12~14㎝の筒型にする』とあります。
その筒型を2㎝厚に切り分けるのですから、一本の筒型から取れるのは、多くても7枚ですよね。4本×7枚だと28枚。実際、ニトロは32枚作りましたが、端っこもそれぞれ一枚として作ったので多く取れたのかな?と。一本につき8枚で32枚になります。
この計算だと、どう考えても60枚は作れません。最初レシピを見た時に、この分量で60枚も作れるの!すごいっ!と思ってたけど、おそらく30枚の間違いだよな。。仮に60枚作りたいのであれば、レシピを倍量しなければいけないはず。
話を戻します。
型抜きクッキーだと、型抜く→残った生地をまとめて伸ばす→型抜く→残った生地を・・を、何度か繰り返しますが、アイスボックスクッキーだと、基本的に余り生地が出ないので、楽ですね。カットして天板に並べて、親指を使って表面をグッと押してから焼きます。
焼き上がり。思ったより大きくなりました。
パティスリーのディアマンは小ぶりで上品なクッキーが多いので、それと比べるとワイルドな仕上がりに。
いびつな形のクッキーは、端っこを切り落としたもの。カット面を上にして焼けば、もう少し見た目はマシだったかもしれませんが、端っこは潔く切り落とした方が良かったかな。
味については、間違いない美味しさ。
目指したサクホロが実現できてました。さすが河田シェフのレシピです。
アーモンドパウダーが入ってるので、普通のクッキーより風味豊かな味わいです。アーモンドパウダーを使うと、一気にプロっぽいお菓子になる気がします。小麦粉だけでは出ない美味しさですね。
今回は少し大きくなったので、次回作るなら、よりお店っぽく小ぶりで上品に仕上げたいです。生地にココアを入れて、スライスアーモンド入れても美味しいだろーな。