ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

御手洗瑞子『気仙沼ニッティング物語』

time 2015/09/06

御手洗瑞子『気仙沼ニッティング物語』

発刊されてから、ずっと読みたかったのですが
近所の本屋で探してみるものの、在庫がなく・・
結局ネット注文で入手しました。

読みやすい内容で、2時間ほどで読了。
会社の立ち上げから、商品開発、編み手さんの募集などなど・・
知りたかった部分が、詳しく書かれてあって
楽しく読むことができました。
欲を言えば、もう少し写真が多いと嬉しかったです。

新商品である「見つける人」の写真も掲載されていました。
どんな作品なのか知りたくて、ネットで検索しても
分からずじまいだった作品が
思いがけず、ぽん、と載っていて拍子抜けしました。
すごく三國さんぽいな~という印象。
実物見てみたい。
きっと、素敵なんだろうな。
本の写真では黒地に白の模様に見えるけど
地色は、紺色かも?しれません。

羊は工業製品のようでいて、実際は生ものに近いので
(なにせ動物の毛ですもんね)
品質管理が難しかったり、価格の変動が激しかったり。
ここでも、需要と供給に沿った市場原理がしっかり
働いているのだなーと実感。
羊毛なんて、不足したからといって一気に増産できないもんなぁ。

本の中で、何度も
「100年続く会社になりたい」という
目標が語られていますが
一歩一歩地道に、でも確実に進んでいけば
きっと実現しそうな気がします。
今を生きているほとんどの人は
それを見届けることは、できませんけど
気仙沼ニッティングのカーディガンやセーターを通じて
時代と共に生き続けることは、可能でしょうから。
ニトロも、時代の先端をいく技術や話題よりも
どちらかというと、老舗の経営的なものに魅かれる性質です。
この会社の路線としては、きっとそれが正しいはず。
今後の展開も気になります。
いつか必ず気仙沼のお店にも伺いたい!

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