ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

『村上隆のスーパーフラット・コレクション』の展覧会図録が届きました

time 2016/09/30

今年の初め、横浜美術館で開かれた展覧会『村上隆のスーパーフラット・コレクション-蕭白、魯山人からキーファーまで-』。ニトロも2月に観に行きました。
質・量ともに想像を超える規模だったので、全てをもれなく味わおうと欲張ると消化不良を起こしそうなほど。とにかく、会場全体に凄まじいエネルギーが渦巻いている展覧会でした。
一度では飽き足らず、可能であれば何度でも行きたかったのですが、なにしろ場所が遠かったのでニトロが行けたのは一度のみ。だからこそ手元に残るアーカイブとして展覧会図録は絶対に欲しかったので、早々にネットで注文を済ませました。展覧会期内に注文すると、定価より安く購入できる特典もありましたし^^
注文の折り返しメールには「6月に発送予定」の文字がありましたが、最終的にニトロの手元に図録が届いたのは、9月も終わろうかという頃。発売予定から考えると、3ヶ月も延期されたわけですね。
一度は6月→7月延期で決まっていたものが、9月に再延期となった時には「どれほどこだわって作っているのか」と、こちらまで心配になるほどでした。
カイカイキキのプロデューサー笠原ちあきさんのブログでも進捗状況が確認できますが「本当に、よくこれを形にできたなぁ」と感嘆します。

手元に届いた図録がこちら。金ぴか表紙が豪華です。帯を外すと表裏ともに狛犬がいるのですが、表紙の金ぴかが反射しまくりで上手く撮影できませんでした^^;
ボリューム感やばいです。本の厚み5センチ弱、重量は驚愕の2.6kg。事前予約の特別価格でいくらだったかというと、図録の本体価格3200円+送料762円に消費税8%を足して税込4279円でした。あり得ない価格です。絶対に赤字ですよ。
定価は税込10800円ですが多く売れるものではないだろうし、利益は微々たるものでしょう。
形式上は展覧会図録に過ぎませんが、一つの村上作品としても成立するレベル。展覧会で感じた混沌としたエネルギーが、空気感ごとカタログに詰まっています。恐るべし・・。
お金を払ってはいるものの、会期期間中に予約して割引価格で買った人に限っては(おそらく)村上氏側の持ち出しになっている点を考慮すると、図録をプレゼントしてもらったと言っても過言ではなさそうです。

恐ろしいのが、図録に収められた村上氏のコレクションは「現時点での」と注釈がつくところ。
しかも、今回展示されたのは村上氏の膨大なコレクションから選抜されたごく一部に過ぎないのです。最終的には、村上氏の作品とコレクションを合わせた美術館を作ってほしい!今回の展覧会は、横浜美術館館長の逢坂さんの尽力により実現しましたが、企画立ち上げから実現までの途方もない労力を想像するだけで頭が下がります。

作品写真、リストに加えて、対談やエッセイなどの読み物も充実しています。
内容をじっくりと味わうのはこれからですが、とにかく物質としての魅力が凄い本です。金ぴか部分を指紋で汚したくないので、読む時にはビニール手袋が欲しくなるな^^;

sponsored link

down

コメントする




CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

美術関連

音楽

旅行

食べ物

株主優待

マラソン・ランニング

本・漫画・雑誌

ニトロのひとりごと(雑記帳)

お菓子工房

LINEスタンプ

main
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  


sponsored link