2021/11/14
チョコシフォンを作るために買ったL玉玉子を使って、プレーンのシフォンケーキを焼きました。
初めてチョコレートシフォンケーキを作りました
最初は、卵白を減らしてM玉と変わらない量で作ろうと考えていたニトロ。しかし、L玉の卵白を全て使ったら、どんなシフォンケーキが出来るのだろう?と好奇心が抑えられず、まんまと実行してしまいました。
卵黄と卵白に分ける段階で、卵白の量が多いのは見て取れました。重量で計算すると、卵黄四個分に対して、卵白はM玉五個分に相当する量がありそうです。いつものシフォンケーキと比べると、玉子一個分の卵白が多いわけですね。この段階で、きちんと軽量して余分な卵白を除いておけば、いつもと同じシフォンケーキが焼けたはず。今回は、あえて?実験要素が強いシフォンケーキを作りました。
レシピは、いつもと同じなかしまさんのシフォンケーキを参考にしています。ただ、今回は牛乳ではなく、初めて豆乳を入れてみました。これまでのシフォンケーキは、全て牛乳を使っていましたが、豆乳だともっちり甘めな生地になると書いてあったので、一度試してみることに。どんな違いが出るのか、楽しみです。もう一つの違いは、前述の通り玉子のサイズで、M玉からL玉へと変更しています。薄力粉を増やすなどの対処をすれば、水分量の増加に対して生地を保つ力が強くなったのかもしれません。しかし、微妙なさじ加減は分かりかねるので、結局はレシピ通りの分量で作りました。
いつもより膨らむのは分かっていたので、型の高さ補助のため、あらかじめアルミホイルを巻きつけておきました。本来は焼き縮み防止策として用いる予定でしたが、それに加えて膨らんで高くなった生地の支えとしても使えるはず。
温度と焼成時間は、予熱190度の本焼成170度35分にしました。
オーブン内での膨らみは、やはりいつもより激しかったです。ここまであれば足りるだろうと思っていた、アルミホイルの壁ギリギリまで生地が膨らみました。アルミホイルは、ピンクのマスキングテープで適当に貼り付けています。
オーブンから出してしばらくすると、アルミホイルにくっついていた生地が離れてきました。生地をくっつけたまま冷ますのが理想形だったのですが、仕方ありません。おそらく、この状態だと確実に焼き縮みが起こっていそうです。
型から外す時に、中央の筒部分はナイフを使わずに生地をギュッと下に押し付けて外しました。弾力を保った生地なら反発して元に戻るのですが、今回はメレンゲ多めの生地だったので、くびれが出来てしまって元に戻りませんでした。
この写真で、生地のヤワさが伝わりますでしょうか?見事にくびれてしまってますね。もう、フワッフワです。手に持つ感触は気持ちいいの一言。
手で伸ばしたら少しだけ反発したものの、一度できてしまったくびれは健在です。中央の筒部分もナイフではずしておけば、ここまでの腰折れはなかったかもしれません。どちらにしても、生地全体に対してメレンゲの量が多すぎたのは確かです。いつもより玉子一個分の卵白が多いのですから、当然の結果と言えます。
実際に作ってみると「なるほど、こういうことなのか」と納得できますね。単なる失敗ではなく、理屈を実体験するための経験になりました。
肝心の出来栄えは、フワフワでシュワッとした口溶けの生地で、美味しく食べられる範囲でした。ただ、やはり底は焼き縮みしていますし、保形性は悪いです。柔らかいので、カットするのも難しい。
でも、これはこれでありかなと思えるシフォンケーキでした。わざわざL玉で作ることはないでしょうけど。
シフォンケーキの原型となったお菓子は、卵白だけで作るエンゼルフードケーキらしいですが、今回作ったシフォンケーキは、それに似ているのではないかな-。卵黄が入ってるので、シフォンケーキの方がよりコクがあるでしょうけども。
何はともあれ、L玉でも大失敗せずにシフォンケーキが作れて良かったです^^