ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

長井朋子個展『100年と10月の桜』@海老原商店-2

time 2018/10/28

長井朋子個展『100年と10月の桜』@海老原商店-2

長井朋子個展『100年と10月の桜』@海老原商店-1の続きです。

箪笥の上に、白フクロウが鎮座していたり。

ハリネズミも。



馬の背中に小さなクマちゃんが、15匹(頭?)も。長井さんの絵の緑色、大好きです。


15匹クマちゃんと対のような作品。こちらは、淡い色合いの背景に白馬。伸びやかな緑の絵に比べると、幻想的でファンタジー色が強いかな。背中に乗ってるクマちゃんがスープを飲んでるところも、吞気で良いですね。


本当に、建築を活かしきった展示手法に唸るばかりです。長井さん自身の世界観が確固として存在しているからこそ、迷いなく自分の内から外へ再現できるのだろうなぁ。


天袋?の引き戸から覗いてる赤い謎の?生命体は、犬らしい。

吹き抜け部分からは、一階の土間部分に飾られた絵も見えてます。

一階の盆栽調の作品とは趣が異なりますが、こちらの油絵も水墨画のごとき印象を受けました。

よく見ると、クマやウサギがピクニックしてます。




このクマさんのぬいぐるみと落ち葉のインスタレーションは、シンガポールの展示でも飾ってた記憶が。。あるような、ないような^^;

パッチワーク調のつぎはぎカーテンが印象的な、窓際のインスタレーション。


絵本やお人形などもディスプレイしてあって、まるで長井さんのお部屋にお邪魔してるみたい。

机の上には、今回の展覧会についての長井さんの想いが、丁寧に綴られていました。長井さんは、展覧会のテーマや内容について、いつも言葉を尽くして伝えてくれます。

写真で見ても、素敵でしょう~!!
実物の建築、そして作品を見たら、もっと伝わるものがあると思います。
ニトロも、ずーっとうっとりしながら鑑賞してました。
昨年のこの時期には六本木ヒルズのA/Dギャラリーで展覧会、間髪入れずに5月のヒカリエ、9月の三越、そして10月の海老原商店。
その多作ぶりにも驚かされますが、クオリティがしっかりと保たれている。むしろ上がっている?!と言った方が正しいかもしれません。
本当に、凄い!としか言いようがないですね。
海老原商店さんも、想像を遥かに超える素敵建築で、この場所を残してくれてありがとうオーナーさん!!と感謝です。趣がある昔の建物は、顧みられる機会もなく壊されていって、もちろん、耐震基準に満たないなどの理由はあるでしょうけど、やはり、いいものは時代を超えて残す義務が、現代に生きる自分たちにはあると思うのです。
新しい、ピカピカしたものだけに価値があるのではない。

今回の東京旅行の主な目的でもあった、長井さんの個展を満喫できて、初日から大満足しました。
この後の計画は立てていなかったので、そのまホテルに帰って、一日目はおしまいです。
明日は、未訪のパティスリーへ行きます!
初めてのシャンドワゾーへ、埼玉川口まで行って来ましたに続きます。

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