ニトロのるつぼ

「低いハードルをぺたぺたと」「継続は力なり」

syrup16g COPY発売16周年記念ツアー『十六夜 <IZAYOI>』@名古屋クラブクアトロ 2018.2.15

time 2018/02/15

syrup16g COPY発売16周年記念ツアー『十六夜 <IZAYOI>』@名古屋クラブクアトロ 2018.2.15

syrup16gの十六夜ツアー後半戦は、八夜岡山九夜大阪ときて、次は十一夜の恵比寿リキッドルームへ行く予定だったのですが、大阪終了後、急きょ名古屋にも行ってきました。

広島-名古屋間は、バスの直行便がないから行きにくいんだよなぁと思っていたのですが、いつの間にか?もしくは、昔からあったけどニトロが知らなかっただけなのか。何気なく高速バスサイトをチェックしてみたら、あれ?今晩発の直行便があるじゃん??え?直行便あるの??
明日の帰りの便は・・?あ、ある。。
チケットは。。Twitterにて譲っていただけるかもしれない??
仕事は休み。。これは。行くしかない・・?

ニトロ「ニトロ、名古屋の十夜にも行ってくるわ!!」
妹1「(グーで机を叩きながら)グギギ・・!うらやましす!!」

さすがに、岡山大阪に加えて名古屋までは厳しい妹1を置いて、ニトロは単独で名古屋へと向かったのでした。
思いがけず参加した名古屋の十夜は、結果的に「行けて良かった・・!」としみじみ嬉しくなる、素敵なライブでした。

ライブ前日に決めた名古屋行きでしたが、バス出発時間が広島駅24時30分発だったので、割と余裕がありました。仕事帰りにはジャザにも行きましたし(^-^)
2月のジャザサイズは、15日参加でタンクトップをもらえるチャレンジがあるので、うかつにサボれないのです!!タンクトップ、無事ゲットできたら報告させていただきます-。

24時30分に広島駅を出発して、名古屋駅近くのささじまライブには明朝6時40分頃到着の予定です。
乗車時に、運転手さんから「2月14日なので^^」と、チョコのお菓子を貰いました。「おじさんからですけど・・」と言い添えて渡してくれたのですが、思いがけないプレゼントにテンション上がりました。良い旅になりそうな予感(単純)。

ショコラ苺もち、美味しかったです。
初めて利用したバス会社でしたが、チョコの他にも紙パックのお茶サービスがありました^^これだけでも、長時間のバス旅には有難い配慮ですよね。名古屋に行く時には、また利用したいです。

翌朝、定刻通りに名古屋に到着。
下車地のささじまライブがZepp名古屋の近くだったので、数年前に行った奥田民生とPerfumeの対バンライブを思い出しました。

朝ご飯は、ニトロ鉄板のドトールに行きたかったのだけど、道中で見つけた店にはコンセントがなかったので断念。ニトロの携帯は電池の消耗が激しいのでコンセントを優先させて、同じ建物内のプロントでモーニングをいただきました。
プロントって滅多に使わないのですが、めっちゃ快適でした。落ち着いてライブを整理する時間がなかったので、思い出しながら手帳にライブ記録を書き綴っていたら、あっという間に時間が経っていました。

チケットの受け渡しまでには時間があるし、ライブ以外に用事もないので、駅の本屋さんに少し滞在してから、昼ご飯は『しら河』にて約10年ぶりのひつまぶし。ライブ前にもご飯を食べるかもしれないので、ミニサイズを注文しました。

前回食べたのは、2007年4月のsyrupライブの時でした。
syrup16g Dead Rabbit Tour 2007
今回と同じく名古屋クラブクアトロでのライブだったので、前日の大阪ライブが終わってから妹1と車で移動して、朝方にスーパー銭湯で身ぎれいにした記憶があります。

ダイキちゃんMCで「前回の名古屋クアトロでのライブから、11年ぶりです。間で6年半お休みしてましたけど」と話していたので、あぁ、やっぱり2007年以来なのだなーと感慨深かったです。
2007年末の解散発表直前ライブは、名古屋ダイヤモンドホールでしたもんね。END ROLLツアーは、なぜか大阪不参加で名古屋のみ参加したのですが、妹1のお手柄により、ほぼ最前列で五十嵐さんが近くて、めっちゃくちゃ格好良かったです。
もちろん、今でも格好良くてステキな五十嵐さんですが、当時は34歳とかでしょう?触れなば切れんといった趣で、才気走った男盛りの五十嵐さんの只ならぬ色気に、ライブでは毎回骨抜きにされてました。
十年以上前の出来事でも、それらにまつわる記憶を思い出しては楽しめるわけですから、ライブって、実はとってもコスパいいのでは。

『いつまでもあると思うな 親と金』という格言がありますが、ニトロはその言葉に『バンド』も付け加えたいです。
バンドって形態は、そもそも長く続く設計にはなっていないので、いつ何時、消滅するか分からない、とても儚く不安定な存在です。
だからこそ「あの時ああしていれば!」といった類の後悔をできるだけ少なくしたくて、時間が許す限り、行けるライブには行くつもりのニトロです(自己弁護終わり)。

食後に、無事チケットを譲ってもらったので、あとはグッズ販売の時間を待つのみ。
名古屋駅からPARCOまで歩いて行って、時間まで店内のベンチで休憩しつつ、おやつタイムです。

名古屋駅の高島屋で、初めてサダハルアオキのマカロンを購入しました。さすがに美味しかったけど、一度食べたら満足かなぁ。Ryouraやボレロのマカロンは、また食べたい、何度でも食べたいです。

おやつを食べてお腹が落ち着いたので、ライブ前のご飯はなし。名古屋でのご飯は、ひつまぶしのみでした。ライブ後に時間があれば、あんかけスパゲッティも食べたかったけど、ライブ終わりの約一時間後にはバス乗車だったので、残念ながらスルー。

11年ぶりの名古屋クアトロ、外観には何となく見覚えがあります。懐かしい~。
でも、この時点ではどんなハコだったか、全く思い出せません^^;
17時から始まったグッズ販売では、無事に十夜Tも買えました。福岡の二夜Tを買いそびれた以外は、参加した公演の夜Tシャツが着々と増えています。どーするの、これ。もちろん、ちゃんと夏に着ますよ。普段着として!今の時期は寒いので、Tシャツ買うだけ買って袋からも出してませんけど。

グッズを買ったら、8階のクアトロから一階上がった9階のコインロッカー(利用料金300円)に、上着と荷物を預けました。以前は、会場に入場してからロッカーに預ける形だったみたいですが、利用者としては分離してる方が絶対ありがたいですよね。

本日のライブは18時15分開場で、開演は19時です。

名古屋クラブクアトロはチケットが完売しただけあって、開演前には満員でした。
ニトロは、会場内に入っても「そうそう!こんな場所だった!」と思い出す記憶すらなくて「・・こんなとこだったっけ??」と初めて来た感がハンパなかったです^^;我ながら、安定のポンコツっぷり。
名古屋では、後方カウンター席にいきました。
番号的には五十嵐さん側前方にも行けたけど、大阪も近くで観れたし、後方でも段差があってステージ全体が見渡せそうだったので。結果的に、全体の音もクリアに聞こえて、五十嵐さんもある程度観れるベストポジションでした。ただ、マキリンとダイキちゃんは、殆ど見えませんでした。

定刻の少し前から、岡山、大阪と同じインスト曲が流れ始めました。
これ、ほぼ確実にsyrupメンバーで録音した音源だと思うのですが、何回聞いても格好良くて、否が応でもテンション上がります。syrupの良さ、それぞれの楽器の音が粒だって聞こえるし、なおかつアンサンブルとして成立してる。ずっと聞いていられます。大阪と同じく、かなり長めに流してくれたので、十分堪能できました。

舞台にメンバーが出てくると、その時点でフロアの盛り上がりがすごい!五十嵐さん、口に何かくわえてる?いきなり「助けてーーー!!」と絶叫してました。何だかテンション高そうだけど、どんなライブになるのでしょうか。ワクワク。

岡山と大阪は、delayedのEverything is wonderful始まりでしたが、名古屋のオープニングはクロールでした。
セットリストの曲順が少しずつ入れ替わってはいるものの、基本の流れは同じです。
二曲目あたりから、既に歌詞がアヤフヤな五十嵐さん。とにかくテンションが高い!これまでに、syrup16gのライブは二十回ほど観ていますが、少なくともニトロが今までに行った中では、一番叫んでたし、歌唱もアレンジしてたし、踊ってたし、喋ってました。なんか、短時間で色々起こりすぎて、まさに「心のスピードに振り回されっぱなし」の二時間弱でしたよ。。
syrup16g以外のライブなら、別に何てことない出来事ばかりなのですが、なにせ相手は五十嵐さん。「あの!五十嵐さんが!!そんなことを!!?」と、いちいちビックリしたり、感動したり、笑ったりで、情報量が多すぎて脳みそがスパークしました。

大阪では、間奏のコーラスまで自分で歌ってて、休む間がなく苦しそうだったヒーローショー。名古屋ではダイキちゃんにコーラス任せてて一安心でした。
※もしかしたら、大阪でもダイキちゃんコーラスしてたのかもしれません、ニトロが気付いてないだけで。でも、どちらにしろ五十嵐さんは歌ってたので。もう、最初から最後まで、ほぼ休みなくずーっと歌い続けたので!名古屋では、ダイキちゃんにコーラスとってもらって、かなり楽になったはず。それでも歌うのはしんどい曲だと思います^^;

4曲目のupside downは、体感的に三日間通して一番良かったです。イントロのマキリンベースだけで盛り上がりまくり。
毎回、少しずつセトリを微調整してるのが嬉しい。ライブが終わって、お客さんの反応やライブの流れを考えて、メンバー同士で話して、より良いものにするために、改変していく。PDCAを回してるんだなー!!と、変な部分に感動してしまいます。
ライブって、やっぱり生もので、同じライブは一つとしてありません。特にsyrup16gのライブでは、その感覚が強くなります。

アンコールは、一度目、二度目ともに大阪と同じでした。ツアー後半戦の最後は、きこえるかい終わりでいくのかな。大好きな曲なので、毎回聞けるのは嬉しいです。

しかし、何よりも感動したのは、ニトロが大好きな翌日を演奏してくれたことでした。
2016年の岡山でも翌日を演奏してくれたのですが、微妙にズレてるチューニングのせいで?曲の良さが表現しきれておらず、せっかく聞けたのに消化不良感が残ってたのですね。
syrup16g TOUR 2016『HAIKAI』@岡山クレイジーママキングダム 2016.12.4-1
syrup16g TOUR 2016『HAIKAI』@岡山クレイジーママキングダム 2016.12.4-2
それが、今回は!生還を彷彿とさせるような、さすがにあの時のオリジナル歌詞ではありませんでしたが、五十嵐さんがギター一本で弾き語りっぽく、丁寧に「嘘から 抜け落ちた」と歌い始めた時には、ほんとに、この瞬間、この場に立ち会えた幸運に感謝しました。
もちろん、名古屋に限らず今後のライブでも披露する可能性はありますが、とりあえず後半戦では初めての翌日ですし、やっぱりニトロにとっては、凄く特別な一曲なので、五十嵐さんありがとうって、本当に感謝の気持ちでした。

しかし、名古屋では本当に歌詞飛びが多かったです。たぶん、間違えずに歌えた曲の方が少ないですね^_^;
全体的に声はよく出てましたし、演奏も一定レベルを保ってましたが、とにかく、まともに一曲歌いきった数の方が少ないくらい、歌詞間違い、歌詞とばしがありました。
赤いカラスも盛大に歌詞とばしてましたが、一番ビックリしたのが、最後の光なき窓で「そばにいてくれ ふらっと隣に」のくだりを一回しか歌わないまま、次のフレーズへ進んだことでした。一瞬「え?!そんなアレンジ?!」と混乱しましたが、五十嵐さんも途中で気付いて歌い直したので、普通に間違えてました。

エネルギー溢れる良いライブだけど、テンション上がり過ぎて制御不能になってるのかな?と心配になりましたよ。でも、苦手意識が強いと言っていた落堕は、大阪に続いて名古屋でもちゃんと歌えてました。あれほど盛大にやらかしておきながら、毎回と言っていいほど歌詞を間違える落堕は、ちゃんと歌える五十嵐さん。ほんとに不思議なお方。。
名古屋落堕では「寝不足だって言ってんのー!」を客席に歌わせようとして、でもハンドマイクには間に合わず、おもむろに、五十嵐さんが右手を右耳に添えて、耳をそばだてるポーズをとったのが、めっちゃ可愛かったです。観客は「待ってました」とばかりに鋭く反応したので、五十嵐さんご満悦だったろうなぁと思いますが、その姿が少し前話題になった某議員と似ていて、思わず笑ってしまいました。

しかし、岡山ではほとんど喋らず、大阪でも最後に一言あったくらいなのに、名古屋では楽しそうに、たくさんお話してましたね。
観客のテンション、ライブハウスにうねるグルーヴが、メンバー3人に良い影響を与えてたのも、すごく実感しましたし、なんだろ、初っぱなから五十嵐さんが「助けて-!」と言いながら舞台に出てきた時から、格好付けなきゃとか、うまくやらなきゃって気持ちよりも、今の素直な、逃げ出したいけど逃げ出せない、この状況を共有してもらいたい!って姿勢が垣間見えました。

岡山、大阪ではほとんど見られなかった五十嵐さんとダイキちゃんの掛け合いも、名古屋ではたくさんあって、嬉しかった-。ダイキちゃんが、MCで話す内容を忘れてしまったのに対して、五十嵐さんがすかさず「ノープランだね」「完全にノープランだったね!」とツッコんでました。

本編とは全然関係ないMCも、珍しかったのでは。
唐突に「『なしのつぶて』のなしって、漢字で書くと果物の梨って知ってましたか?僕は昨日知りました」とか。バレンタインデーに、どんな状況でそれを知ることになったのかが、気になり過ぎました。

なんか、動きもすごくバリエーション豊かで、Sonic Disorderの「卑怯なことに あなたと 戯れた」って箇所だったかな?あなたって歌詞に合わせて客席を指さしたりしてて、思わず「ジャニーズ?!」と笑ってしまいました。いや、めっちゃ格好良いのですよ!けど、普段とギャップがありすぎて何が何だか^^;これが、いわゆるギャップ萌えってやつですね(違う)。
手で自分の胸をトンと叩く仕草も、たくさんやってたし、何よりも、再結成以降のライブでは、一番左足が上がっていました!久々に見て、とっても懐かしい気持ちになりました。

途中、チューニングがなかなか決まらず、五十嵐さんが「しばしお待ちを」と言ってダイキちゃんに話を振ったら、ダイキちゃんが「まじめな話をしますね。ものすごく良いライブをしてますよ」と。続けて「皆さんのおかげです」とも。
お世辞抜きで、本当にそうだろうなって思いました。名古屋のお客さん、syrup16gでこんなに盛り上がれるの?!て、ちょっとしたカルチャーショック受けました。再始動一発目の名古屋ライブが、すごく盛り上がっていたと聞いた時にも「そうなの?!」と驚きましたが、実際に目の当たりにすると、インパクトが凄かったです。

今までにも名古屋でsyrupライブは観てますが、解散前の時期だったし、全体的におとなしめなのは全国共通だったので、土地柄でどうこうってイメージはありませんでした。

大阪や福岡、岡山も(要するに広島以外?)わーって盛り上がってはいたけど、今晩の名古屋の勢いには勝てない。勝ち負けで計れるものではないので、この言い方は適切じゃないかもしれませんが、ニトロの率直な気持ちは「名古屋アツすぎ!!!」でした。これだけ反応してくれたら、そりゃ演者側も嬉しいだろうなぁ。

再発以降の名古屋ライブは、いつもお客さんが優しく熱く迎えてくれるので、おそらくsyrupメンバーは、名古屋なら何をしても許されるって安心感を持っていそう。完全に受け入れてもらえてるというか、信頼関係が出来上がってる気がしました。名古屋クアトロというライブハウスも、すごく、ひとかたまり感のある造りで、それがより一体感を感じさせる要因なのかもしれません。

余談ですが、以前オリラジ中田さんが「ネタがウケやすい劇場には条件がある。ハコの規模、キャパや観客席の配置、舞台と客席までの距離などを見ると、初めて立つ舞台でも、ネタを披露する前から「ウケるか、ウケないか」かが分かる」と話されていました。そういう意味で、名古屋クアトロはそもそもウケやすいハコなのかな~とも思いました。

本編終盤では、五十嵐さん自らコール&レスポンス。

五「いえーぃ!」
客「??!い、いえー」
五「もう1回いくよ、いえーぃ!」
客「いえーぃ!」
五「のってるかーい!!」
客「いえーーーぃ!!!」

ピックが入ったケースを床に落として、ぽつりと「おぼつかなくて・・」と言ってたのも、最後の曲前で「次で最後の曲です」と言って、客が「えー!」と応えると「ねー、楽しい時は時間が過ぎるのが早い・・楽しい・・?!楽しいのかな?!」と、自問自答してたのも面白かったです。
最後、ダブルアンコールのきこえるかいを歌い終わると、顔の前で手を合わせながら「愛してます」の言葉を残して、舞台からはけていきました。

全編を通して、五十嵐さんのテンションが高くて面白いやら格好良いやら。何よりも、翌日が聞けたのが嬉しかったです。弾き語り始まりの翌日、やっぱり好きだな-。毎回やってほしい。

終演後は、名古屋駅まで歩いて戻ってから、そのままバスに乗り込みました。翌朝、5時過ぎに広島駅に到着すると、まだ改札が閉まっていました。

こんな景色、初めて見たかもしれません。清々しい空気感のなかで、昨晩のsyrup16gライブを思い出しては、幸せな気持ちを噛み締めました。
次は、少しだけ間隔が空きますが、一夜以来の東京でのライブ。場所は、恵比寿リキッドルームです。楽しみだな。
syrup16g COPY発売16周年記念ツアー『十六夜 <IZAYOI>』@恵比寿リキッドルーム 2018.2.20

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